ヨーロッパの旅22 やっと練習。
アムステルダム空港から電車に揺られること2時間、目的地の駅に到着。
目的地の駅についても、桃鉄のようにお金は貰えませんが、友人と合流。
まずは民泊の場所に荷物を置いて、楽器屋さんへ向かいます。
そして楽器屋に到着。
まず奥様が出迎えてくれて、ご挨拶。そして借りるチェロを試奏。かなりいい感じ。
弦も新しく張り替えてくれていて、これはやる気が出る。
お店の奥にある工房にも案内していただいて、ご主人と息子さんはリペア中でした。
そして今回、マスタークラス用に用意していただいたのは、
なんと最高級のウン百万円のチェロ。
おぉ…ありがたい、
けどプレッシャー…。
そして挨拶もそこそこに友人のお家でティータイム。
安いホテルばかりでポットもなく、温かい飲み物を飲みながらくつろげる時間がなかったので本当に安らぎました。
いろんな話を終えて、友人に借りた自転車で子供と民泊の場所へと戻ることに。
でもちょっと待って。
慣れてない右側通行の道、
もう日が暮れてきたよ、
そんな中、自転車大国オランダのサイクリスト達は車並みの猛スピードで走ってくる、
右折左折は必ず手信号で合図をしなければならない、
しかもウン百万のチェロ(しかもセミハードケース)を抱えて。
無理っす。
サイクリスト達、猛スピードで攻めてくるから、右折はいけても左折は無理っす。
ってなわけで友人がチェロを背中に担いで、みんなで自転車に乗って民泊まで一緒に行きました。
その光景はまるでツール・ド・フランス(1人足りないけど)。
友人はオランダに住んで何年にもなるので、まぁ攻める攻める。ぜんぜんついていけない。
まごまごしてる我々の後ろからオランダの人達がガンガン追い抜いていく。
そしてオランダは世界一平均身長が高い国&とんでもなく足が長いので、サドルの高さが農耕トラクターの運転席並み。
フレームも日本の自転車の5倍ぐらい太い。コケても絶対にひしゃげないやつ。
もう、あ然。
ひたすら、あ然。
酔っ払いのおじさんは怖くないけど、これは怖い。
そして無事に宿に着き、友人とはお別れ。
ずーっとチェロに触っていなかったので、たくさん練習するために、知り合いが借りてくれた音楽院の練習室へ歩いて向かう。
受付で手続きを済ませ、部屋の鍵をもらい入室すると、
アコーディオンとハープが山のように。
練習しなくちゃいけないんだけど、気になるよね。
アコーディオンの系譜もある。
アコーディオンってこんなにあるんですね…。
チェロをガンガン練習して、
休憩の合間に子供は小さいアコーディオンを練習。
最終的には『きらきら星』と『ぶんぶんぶん』をマスターしてました。
練習してる最中に
子供
「このチェロ…ずっと弾かれてなかったと思う。音が眠ってる…。」
なんて生意気なことを言ってました。
明日から怒涛のマスタークラスです。
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