ヨーロッパの旅20 世界遺産のお城クロンボー城と、子供向けの施設エクスペリメンタリウム。
フレデリクスボー城を見学し、次に向かったのは、クロンボー城。
居酒屋から焼き鳥屋のハシゴはしたことあるけど、
まさか生きていて北欧の城をハシゴする日が来るなんて思ってもなかった。人生よ、ありがとう。
フレデリクスボー城から最寄り駅のヒレロズ駅から、クロンボー城の最寄り駅であるヘルシンガー駅まで向かいます。運賃は68DKK。
電車は黄色い電車。かわいい。
車椅子、ベビーカー、タバコはこの車両は厳禁(車椅子・ベビーカーは他の号車に乗れます。タバコはもちろん全車両禁煙)。自転車、犬はオッケー車両。
なので
北欧仕込みのモフモフ犬がいました。かわいい。
30分ほど乗ると、ヘルシンガー駅に到着。
城はこっち!の案内ピクトグラム。フォルムが船かと思った。
強風&激寒の海岸通りをひたすら「忍耐。忍耐。」と言い聞かせてやっと見えてきた!
かっこいい!
マイカメラではレンズ角度に限界があり、フレームにおさまりきらなかった。
クロンボー城の説明はWikipediaによると、
「クロンボー城とは、デンマークのシェラン島北東部のヘルシンゲルにある古城である。2000年に、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。デンマークの首都コペンハーゲンから北に約30kmの、バルト海に面した海岸線にあり、わずか幅7kmのエーレスンド海峡(カテガット海峡の最奥)を挟んでスウェーデンのヘルシンボリと対峙する。1574年から1585年にかけて、フレゼリク2世の命により大規模な大改造が実施された。その目的は時代遅れとなった要塞機能の再強化と、加えて王宮としての機能追加であった。1585年に増改築が終了した砦は三階建てで四方を翼廊に囲まれ、外縁部に塔を備えた大規模なルネサンス様式の建造物へ変身していた。このころからクロンボーと呼ばれるようになる。2012年9月、トリップアドバイザーの企画「バケットリスト」の「世界の名城25選」に選ばれた。シェイクスピアの戯曲『ハムレット』の舞台「エルシノア城」として有名な城であるが、シェイクスピア自身がこの城を訪れたことはない。」
ですって。ハムレットの舞台となったお城です。
入場料は90DKK。もちろんコペンハーゲンカードで無料。営業時間は11時~16時。
ロッカーは無料で入れられる仕様になっていて、小銭は必要ありませんでした。
中はこんな感じ。
板張りの床。
対岸にあるスウェーデンに向けての砲台。撃っちゃダメ。絶対。
シンプルな廊下。
めちゃくちゃ時間がかかったであろうと容易に想像できる、偉い人をモデルにした織物。
カーリングしたくなるぐらいピカピカの床。
バイキング仕込みのお土産の数々にテンションが上がる。69DKK(1,100円ぐらい)の値段に心が揺れる。主人へのデンマークのお土産をこの”こんぼう”にしようかと思ったけど「実用的じゃない」と怒られそうなのでやめときました。
クロンボー城は世界遺産ですが、フレデリクスボー城に比べるとちょっと質素…でした。クロンボー城よりもフレデリクスボー城のほうが好き!という人が多いのもうなずける。
「なんかさっきのお城と比べるとシンプルな感じだったね」と歩いて帰ってたら、気になるモニュメントが。
子供「あっ!あれ図工の教科書に載ってるやつ!」
「廃品とかいろんなものをつかって作った作品なんだよ!」
それはテンション上がるね!
お母さんも教科書に載っていた岸田劉生の『坂道』と高橋由一の『鮭』を見たときは感動したもの。
遠く離れた日本の教科書に載っている作品にまさか出会えるとは。
クロンボー城をあとにし、ヘルシンガー駅からヘレラップ(Hellerup)駅へ向かいます。
ゴリゴリに描かれた車両。日本の山手線のような広告スポンサー的なペインティングではなく、ガチのストリートの人たちが描いたやつ。
それを清掃するのも面倒くさいのかそのまま走らせるコペンハーゲンの電車。
そのせいか
おかげで景色が楽しめません。
せめて窓はマスキングしてスプレーしてほしかった。
塗料のたれ具合を見て「ラッカーって均一に塗らないとこうなるよね。けっこう難しいよね。」としみじみ思いました。
ペインティングで景色を見られないので、ぼんやりしてたら、
なんと!マルサが来た!(マルサについての説明はこちらから。)
いつ来てもいいようにコペンハーゲンカードをずっと握りしめていたので、全然余裕。
マルサも「あ~、コペンハーゲンカードね~」みたいな感じであっさりスルー。
ビックリするぐらい急に来たので、写真を取る余裕もなく。
マルサと記念撮影したかったよ…。
電車に30分ほど乗って、ヘレラップ(Hellerup)駅に到着。歩くこと10分。
下調べをしていると、クロンボー城→フレデリクスボー城の順番がおすすめ!といろんなところで見かけたのですが、われわれはここ↓に行くため、あえてフレデリクスボー城→クロンボー城の逆ルートを選択したのです。
その場所とは、
コペンハーゲンの科学館。エクスペリメンタリウム。(何回見ても名前が覚えられない)
入場料は0~2歳無料、3~11歳 115DKK、12歳以上 195DKK。もちろんここもコペンハーゲンカードで入場無料。
すごい速さで棒を積み上げて、すごい速さで元に戻すロボット。
コンテナや荷物を管理する体験もの。
そこに少女の乗ったタンカーが突っ込む。
子供が自由に乗れるタンカー的な乗り物がたくさんあって各地で爆走してました。
子供玩具のバイクや車の爆走は見たことあるけど、タンカーってのがデンマークっぽくて萌える。
イスがおしゃれ。
幼児向けコーナもカラフル。
補色(反対の色)だらけの世界。
カラフルで体験ものも多く、子供は大満足でした。
帰りは最寄りのバス停からバスに乗り、スヴァネモレン(Svanemøllen)駅から電車に乗ってコペンハーゲン中央駅へ。
1日でガンガン攻めてきました。これもコペンハーゲンカードのおかげ。
明日は
「さようなら、コペンハーゲン」
の巻です。
今回の旅でお城にドハマリしたので、ついつい買っちゃいました。文庫サイズでおすすめ↓
-
前の記事
ヨーロッパの旅19 コペンハーゲンの観光、まずはフレデリクスボー城。 2020.02.29
-
次の記事
ヨーロッパの旅21 ありがとう、コペンハーゲンカード。さようなら、コペンハーゲン。 2020.03.02