ヨーロッパの旅17 こんにちはコペンハーゲン。
ロンドンから2時間ほどのフライトでコペンハーゲン空港に到着。
パスポートチェックも滞りなく、すぐに終わる。
そして絶対に手に入れるべきアイテムを入手すべく、空港のインフォメーションへ向かう。
そのアイテムとは…、
魔法の玉でもなく、王様の手紙でもない。
そう!
コペンハーゲンカード!
コペンハーゲンカードとは、コペンハーゲンの城、歴史的建造物、美術館など、ほぼすべての施設が利用可能枠に含まれており、コペンハーゲンカード1枚で入場無料になります。さらに市内の交通機関も無料で利用できるので、観光には欠かせないアイテムです。旅人にとっていいことずくめ。
料金は
※大人用(16歳〜)1枚で9歳以下2名まで無料です。10歳〜15歳は子ども料金。
■1日券(24時間) 大人399 DKK(約7,000円) 子ども199 DKK(約3,400円)
■2日券(48時間) 大人599 DKK(約10,200円) 子ども299 DKK(約5,100円)
■3日券(72時間) 大人739 DKK(約12,600円) 子ども369 DKK(約6,300円)
■5日券(120時間) 大人989 DKK(約16,800円) 子ども469 DKK(約8,000円)
そしてどうしてこれをすぐに手に入れないといけないかというと、
コペンハーゲンの公共交通機関ではランダムにマルサ的な人が切符を持っているかチェックすることがあり、そのときに無賃乗車が発覚すると、
なんと!罰金1人14,000円!
しかも調べてみたら
「えっと…観光客なんで、今日コペンハーゲンに着いたばっかりで、デンマーク語読めないし、そんなシステム知らなかったんです…」
みたいな言い訳は一切通用しないらしい!ひぃー!
「2年間コペンハーゲンにいたけど、マルサに1回も出会ったことがないよ」なんて情報もあったのですが、
異国の地でマルサに怯えながら生活するなんてそんな目に合いたくない!(←そもそも無賃乗車は犯罪です)
「えっと…今の駅からここまでいくらかな?」
そもそも読めないデンマーク語の表示で目を細めながら、毎回きっぷ買うのめんどくさい!
で空港内のインフォメーションで速攻購入。搭乗者出口を出てすぐ右側にあります。

今回は2泊なので48時間コペンハーゲンカードです。

コペンハーゲン空港から宿のあるコペンハーゲン中央駅までは3駅15分ほど。運賃は36DKK(600円ほど)
しかも空港から段差のないエスカレーターを降りるとすぐそこは電車のホーム。めちゃくちゃ便利。


この間に「えっ?エスカレーター降りたら、もう駅?コペンハーゲンって便利だね!わぁ~いかつい列車が来たよー!」なんて切符を買い忘れて、電車内でマルサが来たら大変なことになる。だからコペンハーゲンカードは速攻で手に入れたのです。
マルサがいつ来てもいいように、コートのポケットには常にコペンハーゲンカードを握りしめてました。
そしてコペンハーゲン中央駅に到着。

ちなみにコペンハーゲン空港からはスウェーデン行きの電車も出ており、ちょうど同じぐらいの距離に『スウェーデン・マルメー中央駅』というのもあるので、中央駅トラップに引っかからないように。
『乗り間違えたら違う国へ行く』なんて経験はなかなか日本ではないことです。
駅から宿までは徒歩3分なので、ラクチンラクチンなんて思ってたら、石畳の細かい部分が邪魔をする。

3秒に1回はカートが引っかかる。
重量オーバーギリギリ手前のカートには徒歩3分がとてつもなく遠く感じるぐらいハードでした。汗ダラダラ。
そしてホテルにチェックイン。今回泊まったホテルは『コペンハーゲン バイ マイニンガー』というホテル。
鍵を渡されて部屋に向かおうとすると、廊下ながっ!廊下の向こう側に地平線が見え…る?。

駅から徒歩3分って書いてあったけど、
「大規模マンションにありがちな駅から徒歩3分だけど、実際はエレベーターの待ちとか一番遠い部屋でなんやかんやと自宅まで15分のやつと同じじゃん…」
とぶーたれながら入室。
ホテルに荷物を置いて、さぁ観光に出かけるぞ。
今日は日が暮れる前にコペンハーゲンに行くキッカケになった『ニューハウン』へ向かうことに。
テレビでニューハウンの景色を見て、今回の行程にむりやりねじ込んだんですよね。
街を歩きながら目的地まで向かいます。
コペンハーゲン、建物がどこもでかい。
“ガンガンでかいの建てようぜ”
みたいなキャッチコピーでも流行ったのかと思うぐらいでかい。
劇場。

映画館。

役所。

教会。



そしてここで気づいた。
私が日本から持ってきた安い手袋じゃ、暖冬とはいえコペンハーゲンの寒さに耐えられていない。歩いてると繊維の隙間から寒気が入ってくる。
もはやこれは『たびびとの服』でひょうがまじんと闘うようなもの。
さすがに心が折れて、現地で速攻で買いました。メイドイン北欧の手袋。と思ってひっくり返してタグをみたらメイドイン韓国でした。

店員さんも
「これでブリザードがいつ来ても大丈夫よ。」
なんて心強い言葉。でもブリザードって日本では聞き慣れない言葉にビビる。
来んの?外は穏やかだけど急にブリザード来んの?確かに外で歩いている子どもたちの標準服がスキーウェアだしなぁ…。
タグを切ってもらって着けてみるとめちゃくちゃあたたかい!風なんて1ミリも通さない!
これで『たびびとの服』から『まほうのよろい』ぐらいにはなった気分。これならひょうがまじんの『つめたいいき』にも耐えられるぞ!よし!
気を取り直して歩くことしばし。
着いたぞニューハウン↓

若者たちがこぞって記念撮影しまくり。行って帰っての往復で5回ぐらい「写真撮ってくれ」と頼まれました。
日本でも海外でもどこに行ってもカメラ撮影を頼まれるので、今度、履歴書の特技欄に『記念写真をちゃんと撮ってくれそうな人に見られがちで写真撮影を頼まれることが多いです』って書こうかな…。
しかし期待していたせいもあったし、ここまで通ってきた建物のデカさに感動しすぎたせいか、
「テレビで見たのと同じやん…」
ぐらいの感想でした。
でも新たな特技も判明したし、まぁいいや。
帰りは来た道を戻り、これから温かいご飯でも食べに行くか…なんて思ってたら、
ギネス世界記録博物館が。

いやもしかしたら『世界でいちばん長い杖を日常使いしている人』かもしれない。
いやいや『世界でいちばん高い位置でしっかりと七三分けをしてる人』かもしれない。
だってギネス記録って、
『目隠しをしながら、寝そべった人間の周りに置いたココナッツをハンマーで1分間の間に砕いた数』や、
『むちゃくちゃたくさんの数の蜂に覆われる』や、
『すごく大規模なマタニティヨガをやる』など、たまに直球じゃない記録もあるから、あなどれないのよ。
ちなみに↑のは『世界でいちばん背が高い人』でした。
だよね。だよね。
あるよね、こういう施設。観光地にあるトリックアート的なやつ。
でもそんなに大人はそそられないかなぁ…。北欧は物価が高いから、入場料も高そうだし。
なんて二の足を踏んでいると、
『子供が入りたそうにこっちをみている。ギネス世界記録博物館に入りますか?』
▶いいえ
入んないよ。
『それでもまだ入りたそうにこっちを見ている。博物館に入りますか?』
▶いいえ
入んないってば!
なんて思いながらもネットで入場料を調べてみたら、
『コペンハーゲンカードで入場無料』ということが判明。
『さっきからずっと子供がこっちを見ている。何ならガラス越しに展示をグッと見始めて係の人とアイコンタクトを取り始めている。ギネス世界記録博物館に入りますか?』
▶はい
もう入るしかないよね。
大人の入場料は105DKK。
展示は世界記録のアレやコレ、キャプション見なくても伝わるアレやコレ。写真撮ったと思ってたら全然撮ってなかったすみません。
途中のパンチングマシーンで中学生ぐらいの男の子とお父さんが対決をしていて、
男の子
「お父さん、ちょっとやってみてよ」
お父さん
「あぁ、もちろんさ。いくぞっ!バチーン!!!!」
男の子
「ワォ!お父さんすごい!僕も負けないぞ!バチーン!!!!…イテテ、手が痛いよ、お父さん。」
お父さん
「ははは。息子よ、まだまだだな」
みたいなミニドラマが繰り広げられていました。大自然のアメフトのコントかと思った。でもリアルでこういうことできるのよね海外の人は。
そして一角にゲームコーナーが。
ロンドン同様、ここでもわが子は勝手に他のどこかから来た男の子とエアホッケーで国際親善試合を始めてました。
しかも相手はさっきのパンチングマシーンで父親に負けた息子。ゲーム展開はまさにシーソーでしたが、僅差で我が子が勝利!
私
「ふふふ。まだまだだなパンチング息子。我が子に勝とうなんざ100年早いわ!おととい来やがれ!」
みたいなことは言いませんですたが、パンチング息子とお父さんとガッチリ握手をして、バイバイしました。
初日のコペンハーゲンカード使用状況↓
2日券は599DKK。
コペンハーゲン空港からコペンハーゲン中央駅まで36DK。
ギネス世界記録博物館は105DKK
599-36-105=458。よし。
明日は
「コペンハーゲン初日に例の○○運が発動!?」
の巻です。
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