子供の「譜読み」と「できてる」ほどアテにならないものはない。
- 2019.07.19
- チェロについて日記
先生
「もうそろそろ曲は覚えたでしょ?暗譜で弾ける?」
子供
「うーん、まだ自信がないから、楽譜を見ながら弾きます」
と言って弾き始めたものの、音楽記号ほぼほぼ無視。ただ音程をさらってるだけ。
先生
「p(ピアノ)って書いてあるのにやってないよね?」
そうです。楽譜を見ながら弾いているのに、まったくできてない。
それなのに本人は家で「暗譜バッチリ」と自信満々。
みたいなことが多々あったので、わが家では、
・まず楽譜を覚えさせる(長い曲は一度に完全に覚えさせるのは難しいので、1ページぐらい)。
・それを「小テストをします」と言って、できてるか暗譜で弾かせて、チェックする。
・そしてできてないところを指摘。そのときに「何か書いてあるよね?」と問いかけて本人の記憶を呼び起こす。それでも出て来ないときには答え(楽譜)を見せる。
・暗譜で弾かせて、それを繰り返してできるようになったら次のページへ進む。
・小テストが終わったら、最後に「学期末テストをします」と言って、すべてを暗譜で弾かせて最終チェック。
・そして抜けているところ、抜けやすい部分を子供自身に把握させて、定着させる
みたいな感じです。
子供の譜読みほど適当なものはないので、ちゃんと頭に入れさせて、それが常にできる状態にします。
「テストをします。さぁ!まずは暗記タイム!」っていうと、けっこう子供はゲーム感覚でやる気を出して覚えるので、これを始めてから、アーティキュレーションもほぼ抜けることなく、自分で考えて(←これが大事)、次のフレーズはどうするかを自然とできるようになりました。
忘れてても、怒らずにクイズの司会者になったつもりで(私は関口宏さんを意識してる)、「残念。ほらここ見てごらん。dimがあるんだよね〜」とか言ってやってます。
んでたまに「抜き打ちテストをします!」といって忘れてないかチェック。
ただ、これ親もかなりめんどくさい。でもこれを乗り越えたら、かなりレッスンも身のあるものになります。
さぁ今日も頑張ろう。
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