全日本学生音楽コンクール、チェロ部門。今年の課題曲。
日本音楽コンクールのチェロ部門の開催は3年に1回なので今年はなし。前回の2017年に香月麗さんが第1位を獲得。次の開催は来年の2020年です。
全日本学生音楽コンクールのチェロ部門は予選がないので、今年は10月18日の東京大会の本選からです。全国大会は12月3日。
過去の入賞者を調べていたら、学生音コンは1947年に第1回大会が行われ、そのときはピアノ部門ですでに小学校の部門が。次の年にはヴァイオリンの小学校の部門を開設。おそろしい。そんな昔から小学生同士がバチバチと…。
ちなみにチェロ部門は2011年の第65回から新設された部門です。そんなに新しいとは知らなかった…。
ヴァイオリンやピアノは小学4年から部門がありますが、チェロは高校生と大学生の部門のみです。
どうしてもピアノやヴァイオリンなど花形の部門が土日に行われるので、チェロはいつも平日開催です。なので見に行くのがなかなか難しい…。そろそろ海外の国際コンクールみたいにオンデマンドで配信して見られるようにしてほしい。
ちなみに今年の課題曲
■高校の部
《地区大会》
次の課題曲を(1)(2)の順に曲間を含め9分以内で演奏すること。
(1)次の(イ)または(ロ)から任意の1曲を選択すること ※繰り返しなし
(イ)A.Schroeder:170 Foundation Studies, Volume Ⅱ
(ロ)D.Popper:High School of Cello Playing, 40 Studies, Op.73
(2)自由曲を演奏すること。
曲目は複数でも可。抜粋可。伴奏のカットは認める。繰り返しは自由とする。伴奏付きの場合はピアノに限る。すでに出版されている曲を選ぶこと(楽譜の提出を求める場合がある)。
《全国大会》
自由曲とする。ただし、曲間を含め10分以上15分以内で演奏すること。
曲目は複数でも可。ただし、2曲までとする。抜粋可。伴奏のカットは認める。繰り返しは自由とする。
すでに出版されている曲を選ぶこと(楽譜の提出を求める場合がある)。
地区大会で提出した演奏曲と重複しないこと。
■大学の部
《地区大会》
次の課題曲を(1)(2)の順に曲間を含め9分以内で演奏すること。
(1)次の5曲から任意の1曲を選択すること
D.Popper:High School of Cello Playing, 40 Studies, Op.73
No.4/No.9/No.15/No.19/No.20
(2)自由曲を演奏すること。ただし、ピアノ伴奏付きの作品から選択すること。
曲目は複数でも可。抜粋可。伴奏のカットは認める。繰り返しは自由とする。すでに出版されている曲を選ぶこと(楽譜の提出を求める場合がある)。
全国大会の課題曲と重複しないこと。
《全国大会》
次の課題曲(1)(2)の順に曲間を含め10分以上18分以内で演奏すること。
繰り返しは自由とする。
(1)次の4曲からCouranteを1曲選択すること
J.S.Bach:Six Suites for Solo Celloから
・No.3 in C major, BWV1009
・No.4 in E-flat major, BWV1010
・No.5 in C minor, BWV1011(調弦は自由)
・No.6 in D major BWV1012
(2)次の5曲から第1楽章を1曲選択すること
・L.Beethoven:Sonata for Cello and Piano No.3 in A major Op.69
・F.Mendelssohn:Sonata for Cello and Piano No.2 in D major Op.58
・J.Brahms:Sonata for Cello and Piano No.2 in F major Op.99
・F.Schubert:Sonata“Arpeggione” for Cello and Piano in A minor
・D.Shostakovich:Sonata for Cello and Piano in D minor Op.40
です。
全然関係ないのに課題曲みただけでお腹痛くなってきたよ…。
さぁ今年はどんな結果になるのでしょうか。
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