ロシア国内で放送される『第20回若い音楽家のための “シェルクンチク” 国際テレビジョンコンクール』弦楽器部門にて吉村妃鞠(よしむらひまり)さん優勝。
このコンクールは、弦楽器部門(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス・ハープ)、ピアノ部門、管打楽器部門の3部門が行われ、コンクールの全ステージがテレビチャンネル「文化」で中継放送されることから、ロシア国内では人気のあるコンクールだそうです。
昨年行われた前回大会では、日本の村田夏帆さん(ヴァイオリン・小6)が第1位、鳥羽咲音さん(チェロ・中2)が第3位を獲得したことでも話題になりました。その鳥羽咲音さんの演奏を記事にしたものがこちら。
そして今年はなんと14歳以下が出場できるこのコンクールに8歳の吉村妃鞠さんが第1位を獲得。すごい。
審査員はザハール・ブロンさん、イシュトヴァン・ヴァルダイさん、ダヴィド・ゲリンガスさん。
演奏動画はこちらから。
1次予選ではサラサーテのツィゴイネルワイゼンを。
2次予選ではパガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番第1楽章を。
ファイナルでは妃鞠さんの代名詞、パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番第1楽章。この曲大好き。妃鞠さんの演奏は11分ごろから。ドレスの帯部分のレースが素敵。
インタビューも少し。ロシアは食べ物が美味しくて、イルミネーションがきれいだったそうです。
以前、久米宏さんのラジオに妃鞠さんが出演されたときに「ブロン先生に習いにスイスに行ってきました」ということをおっしゃっていたので、ブロンさんも教え子の晴れ舞台ということで、妃鞠さんの演奏の時にはめちゃくちゃ熱が入ってます。そして楽器を子供たちが習っている親御さんならわかると思うのですが、これだけの演奏をこの年齢でできるというのは毎日毎日何時間もとんでもなく練習しているのがわかります。
それを続ける妃鞠さんの努力と、それを支えるまわりのサポートの方たち。本当にすごい。素晴らしい。
1次予選ではお父様である作曲家の吉村龍太さんが。2次予選ではお母さまであるヴァイオリニストの吉田恭子さんも映し出されています。ご家族みんなで娘さんの勝負に挑むって素敵。見ているとどうしても親目線で見てしまう自分がいる。
昨年はファイナルもスタジオみたいなところにオケが入って演奏だったのですが、今年はモスクワのチャイコフスキー記念ホールにてファイナル。ホール広い。
吉村妃鞠さんは来年もたくさんコンサートをされるみたいなので、どこかで行きたいなぁ。
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