2019年8月31日放送『ひねくれ3』世界的ヴァイオリニストの木嶋真優さんが出演。

テレビ東京の『ひねくれ3』に世界的ヴァイオリニストの木嶋真優さん出演されてたので、書き起こします。それでは行ってみましょう。


出演者は南海キャンディーズの山里さん、ハライチの岩井さん、さん三四郎の小宮さん、そして乃木坂46の新キャプテンになった秋元真夏さん。ナレーションはマキタスポーツさん。

ゲストは天才ヴァイオリニストの木嶋真優。3歳でヴァイオリンを始め、9歳でプロのオーケストラと共演。天才少女と呼ばれ、13歳でドイツへ留学。ヨーロッパの超名門ケルン音楽大学を首席で卒業。

今では世界で最も優れた若手ヴァイオリニストと称され、日本でコンサートを開けばコンサートチケットは5分で完売することも。

ところが天然すぎるとんでもない私生活が明らかに。人生をヴァイオリンに捧げすぎた上に超異常なストイック伝説がまさに変人。木嶋真優をひねくれ検証。


小宮さん
「僕、お会いしたことありますね。ご挨拶いただきた時はすげー品のない方だと思って。ギャルかなと。でもやっぱ蓋を開けてみたら、トークもすっごいぶっ飛んでて。」

真夏さん
「ということで、今夜のゲストはヴァイオリニストの木嶋真優さんです。どうぞ。」

木嶋さん
「はーい。こんにちはー。」

岩井さん
「やばい、やばそう。」

木嶋さん
「お願いします。」

岩井さん
「入ってくる時、『はーい』っていう人はじめて。」

山里さん
「行動で『はーい』って言うの、タラちゃんだけだからね。」

木嶋さん
「今日は私、名刺を持っていないのでヴァイオリンが名刺変わりなんです。だから今日皆さんのご挨拶がわりに演奏させて頂きたいと思って、ヴァイオリンを持ってきました。」

岩井さん
「そうなんですか?演奏しないで今日はいってみないですか?」

木嶋さん
「逆に?」

真夏さん
「せっかく持って来て頂いたのに?」

山里
「この人の何がすごいって全然それでもいいのよ。今、軽く持っているヴァイオリンだってとんでもないよ。」

木嶋さん
「ストラディバリウス。15億円。あとこの弓も3500万円。」

山里さん
「それ、ニューアルバム出たときのテンションだから。じゃあ聴きましょう。」

木嶋さん
「今日は、モンティのチャルダッシュのショートVer.を演奏します。」

岩井さん
「あぁ、モンティの。」

小宮さん
「ロングバージョンもあるけどね。」

そして木嶋さんが演奏を披露。


山里さん
「ショートバージョンの良さが出たね。」

岩井さん
「ショートはショートでいいね。」

山里さん
「もう木嶋さんさぁ、すごいんだからバラエティとか出て、カリスマ性下げるのやめなよ。あんたカリスマなんだから。」

岩井さん
「マイナスプロモーションだよ。」

小宮さん
「これでもまだ抑えてて、楽屋とかめちゃくちゃうるせえから。」

木嶋さん
「何で知ってるんですか?」

小宮さん
「同じ収録で楽屋が隣だったんですよ。」

木嶋さん
「聞こえてました?ごめんなさい!」

岩井さん
「ヴァイオリンのコンサートでMCやトークすることは?」

木嶋さん
「今までよく喋ってきたんでしょうとか言われるんですけど、自分のコンサートでは私全く喋らなかったんです。もう弾くことだけに集中してきて。でも最近こうしてバラエティに出て、それを見て来てくださるお客様は『木嶋さん喋らないんだ』っていうコメントが必ず来るんですよ。」

木嶋さん
「それを求めてる人もいるんだけど、確かにクラシックだとおかしいのかな、みんなにとっても違和感なのかなと思ってたんですけど、最近MC入れるようになりました。」

岩井さん
「大丈夫ですか?入れちゃって。」

木嶋さん
「大丈夫ですよ。バラエティも出て、二日後三日後のコンサートに登場しただけでくすくす笑う人出てきたんですよ。今までそんなこと一度もなかったのに。」

山里さん
「それ、本当にクラシックを楽しもうと思う人じゃないわけじゃない。」

木嶋さん
「そうかもしれないですね。」

山里さん
「そういう人が聞きに来ることに対しては別に何も?」

木嶋さん
「一番嬉しいです。それがやりたくてテレビに出演して。(岩井さんに向かって)何でそんなじっと見るんですか?」

岩井さん
「別にゲストなんだから見るでしょ?」

木嶋さん
「そっか、そうだね!」

小宮さん
「やばいやばい。好きになっちゃうから。」

岩井さん
「やめてくださいよ。トークの方は雑音がすごいですね。」

木嶋さん
「ちょっと!」

岩井さん
「ヴァイオリンも3歳ぐらいで始めないと ダメですか?」

木嶋さん
「でも私3歳の頃から、物心ついてから、迷いがなかったです。これで生きていこうと思いました。本当に面白いのが私、結構気が散ると言うかいろんなことに興味があるんだけど、ヴァイオリンやめたいとか、ヴァイオリニストになりたくないとか、このままやってっていいのかなとか、迷ったこと本当に1秒もないです。」


わずか3歳でヴァイオリン人生にかけようと決意した木嶋さん。ここからは変人、木嶋真優の超絶ストイック伝説です。


山里さん「1つ目は一度喧嘩した友達は絶交。」

木嶋さん
「これは私が3歳でヴァイオリンをずっとやっていこうって決めてから。学校って基本的にあの頃の喧嘩が面倒くさくて、ほんとにしょーもないんですよ。で喧嘩になるとすぐに『私はヴァイオリンをやっています。ヴァイオリンで生きていくので、喧嘩をするなら友達をやめましょう』っていうのを絶交状書いて、それを渡していた。」

山里さん
「そうなると向こうはどうなるの?」

木嶋さん
「友達やめますよね。」

山里さん
「そりゃそうよ。よく学校は自分の人生に必要なことあんまり教えてくれないとか言って、行かないって選択してるけど、その一方で何か本気のものを見つけたら、本当に可能なんだね。」

木嶋さん
「学校で学んだこともすごいたくさんあるけど、その頃はいじめられたりとか学校で揉め事があっても、私にはヴァイオリンがあるからいいやって言う。」

山里さん
「それに気づけると強いね。」

友達よりもヴァイオリン。彼女はなぜそこまでヴァイオリンに没頭できたのか。


山里さん
「努力をしてると思っていますか?」

木嶋さん
「全然思っていません。」

山里さん
「努力を努力と思っていない。俺それが天才だと思ってるんですよ。」

木嶋さん
「英才教育やってる家庭って、押し付けるんですよ。必ずこれをやりなさいとかそういう風に言う人多いんだけど、私の家は全然違って、『ヴァイオリンやるって言うことはお稽古の一つだから。その道を極めるって本当大変だから、逆に行って欲しくない』と。けど私が親に懇願して。」

木嶋さん
「でも『それを決心するにはこれだけ険しい道なんだよ。それを中途半端ならやめなさい』って、ちゃんと言ってくれたから。一回でも練習しないとすぐ辞めさせられちゃうから、続けるには練習するしかないんですよ。」

山里さん
「えーじゃあ練習をやらなかった日は?」

木嶋さん
「365日、3歳から始めて29年間1日も休んでいない。」

真夏さん
「それって、1日どれくらいお稽古されるんですか?」

木嶋さん
「でも少ない時は少ないです。4時間から12時間。」

山里さん
「4時間が少ないとか!4時間絶対やってるって事?」

木嶋さん
「まず『何時間練習してますか?』っていう質問は結構難しいんですね。時間がぶっ飛んちゃうんです。集中して、気が付いたら12時間経ってたなとか。だから時間を数えている間は集中していないってこと。」

山里さん
「でもさ、友達いなくて寂しくなかったの?」

木嶋さん
「ヴァイオリンに没頭した時点で寂しくなかった。小さい頃からの趣味が妄想なんです。だから学校とかで手紙を書いて、授業で後ろからツンツンってしてくるじゃないですか。それを家でやるんですよ、一人で。字体まで変えて、結構手紙交換を一人でやっていました。」

真夏さん
「2人分やってるってことですか?」

木嶋さん
「エア友達が12人ぐらいました。一人一人家族構成もはっきりしてるし、ファッションとか性格とか、あと彼氏いるいないとか全て。恋愛もあるんですよ。」

岩井さん
「エア友達とはケンカしたら、絶交状書くの?」

木嶋さん
「エア友達はうまく回していた。いいやつばかりで超楽しいですよ。やりませんでした?」

岩井さん
「やってねえよ。」


山里さん
「超絶ストイック伝説、二つ目は、指導のためなら世界中を追いかける。これどういうことですか?」

木嶋さん
「私14歳の時にドイツに留学したんですね。それでその時に私が就きたいと思った先生が本当に名立たるバイオリニストを育て上げたザハール・ブロン先生っていうとっても有名な先生がいるんですね。その先生は、世界中のいろんなとこから教えてって言われる先生だったので、本当に5日以上は同じ場所にいない先生だったんですよ。世界中、先生と旅をする生活。一緒に10年くらい行ってました。」

岩井さん
「お金かかるでしょう?」

木嶋さん
「かかりました。やっぱりレッスンを受けに行くので、全て自費。世界中に行っていましたね。」

山里さん
「そういうことをしない選択は一瞬よぎらなかったですか?」

木嶋さん
「そこに行けたということが嬉しすぎて。つらいとも大変とも思わなかった。毎日が常にハイで興奮状態なんですよ。毎日寝れないほど嬉しかった。もう365日本当に一緒にいて、私の父親ぐらいですね。先生の年齢が。」

山里さん
「先生とぶつかることもあるんですか?」

木嶋さん
「すっごいありますよ。その頃の私のあだ名がフーリガンだったですよ。」

岩井さん
「場を荒らすやつ。」


山里さん
「三つ目はこちらです。コンサート当日はトイレを自分で流さない。ストイックとかの問題じゃない。これ、人としてじゃない。」

木嶋さん
「これはルーティーンですね。コンサート当日に限ってです。始まる直前は必ずお手洗いは自分では流してはいけないっていうジンクスが自分の中であるんですね。」

真夏さん
「誰かに言われたんですか?」

木嶋さん
「最初は自分の感覚的なものから始まって、流れてるのを見てみたら、水が中に入って消えちゃうじゃないですか。流れるっていうのが、コンサートの前の本当に集中して精神を研ぎ澄ませてる時に恐怖に感じちゃうんです。流れて消える、そしたら自分の体から音が流れてどっかに行ってしまうんじゃないかみたいな。」

小宮さん
「ルーティンを忘れたことは?する前と変わったりしました?」

木嶋さん
「結構今から思えば挫折と言うか、うまくいかないスランプの時期がすごい長かったんです。それまでリハーサルでできてなくても本番でできないことなんてなかったんですよ。それがある時を境に、リハで出来てたことが急に本番でできなくなるっていう時期が始まって、そこから抜け出すのにすごい大変だった。約10年ぐらいスランプだった。抜け出したのは数年前なんですよ。もう毎日毎日『今日も駄目だ』っていうのを重ねて、やっと今ですね。」

山里さん
「そうか、それぐらいなんだ。ちょっと調整してるんですね。」

真夏さん
「トイレも流さないけど、ドアも閉めない。」

木嶋さん
「それはコンサート関係なくです。普通にトイレのドアを閉めるのが大っ嫌いなんで。なんか閉めたら寂しい。」

岩井さん
「くさいだろ。」

木嶋さん
「コンサートの前は必ずその後、蓋を閉めてマネージャーや親に流してもらうんですよ。」

小宮さん
「万が一、いなかったらどうするんですか?」

木嶋さん
「そしたらそこにいるスタッフさんに言って『ちょっとこれ流していただけますか?』って。そしたらトイレの調子が悪いのかなって勘違いされた。」


真夏さん
「皆さんもライブ前とか収録前にしてるルーティンはありますか?」

山里さん
「パンツの色と、あと大切なライブの日はライブ終わるまで一切何も食べない。」

岩井さん
「大事な時は赤いパンツ履くの?今日は?」

山里さん
「(後ろを見てゴソゴソして)今日は赤いパンツです!」

木嶋さん
「やったー!」

岩井さん
「ひねくれ3を大事に思ってくれてんだ!」

小宮さん
「テンション上がったよね!よっしやーって。」

山里さん
「異様な光景だよね。男同士でこうやってパンツ見せて。」

小宮さん
「赤だっ!赤だっ!って小学生みたい。喜ばないからね普通は。」

山里さん
「最後に今の若者たち伝えたい思いは何かありますでしょうか?」

木嶋さん
「ヴァイオリンを教えてくださいって言われて、時々教えたりするんですけど、『私こんなに練習しているんですけど』って。『血が出るまで練習しても上手くならないんです』って結構言われるんです。私いつも疑問なのが『血が出るまでだから』でしょ。『血が出てからが練習』本当は。血が出て止めるのは普通じゃないですか。」

木嶋さん
「リミッターがなくなるほど情熱を注げる強さとか、あとは頑張るのは普通だし、みんな頑張っているので努力したから100%実ることじゃなくて、努力をしても腐ったらダメだと思うんですね。心が腐ってるといくら努力しても結局は絶対実らないんです。そこが腐ったら、いくら頑張っても終わりだと思うんです。だからやっぱり必ず腐らないように自分の心を大切にして励んで欲しいなってすごく思います。」

岩井さん(←腐り芸人として有名)
「はぁー。(ためいき)」

山里さん
「刺さったな。」

岩井さん
「刺さった。でも腐ってからっていうこともありますよ。」

小宮さん
「オープニングの方と思えない。だからもう別人格と話してるみたい。」



「3歳から今まで1日も休んだことがない」「血が出てからが練習」など名言の数々でした。大活躍の木嶋さんにも10年ものスランプの時があったとは知りませんでした。やっぱりすごい人。練習してたらいつの間にか時間が経っているとか天才は集中力が違いますね。
今は大人気でなかなかチケットが取れませんが、いつか聞きに行きたいです。

そして乃木坂46の新キャプテンの秋元真夏さんが可愛かった!たまたま昔、「乃木坂ってどこ?」を見ていて、途中から加入した真夏さんがいきなり新曲のヒット祈願でスカイダイビングしたり、めちゃくちゃかっこよくて一気に好きになったのを覚えています。いつもニコニコしてて可愛いし、手芸も上手だし、美脚だし。真夏さんが映るたびに「かわいいなぁ」と呟く私でした。

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