軽井沢おもちゃ王国に行ってきました。
園内にはレゴの力作が。というかレゴって雨風にも耐えうるんですね。苔が生えているレゴを見て、その耐久性に関心しました。
わが子はプラレール館でプラレールに夢中だったので、その間に私は他の館へ。
まずはメルちゃん。メルちゃんってPILOTから出てるんですね。知らなかった。
公式サイトには「お世話することを通して、自然にやさしい心を育む。愛育ドールのメルちゃん」と書かれています。
やさしい心…。
そして次はリカちゃん。
趣味の悪い富豪の遊びみたいになっとる。
私は小さい頃から人形遊びに興味がなくて、近所の子とドッジボールばかりしてました。ある男子の家に遊びに行ったとき、その子にはお姉さんがいて、その男子が「これで遊ぼうよ」と言って出してきたのがリカちゃん。
そしてそのリカちゃんのスカートをめくったり、ゲヘヘとだらしない顔で遊ぶ男子を見たのが初リカちゃん体験。小学生ながらドン引きしたよね…。
何でもそうだけど、たくさんあると大切にする気持ちがおざなりになりがち。楽譜も複雑な音符と曲弱記号と感情表現記号、いろいろあったら、譜読みが雑になりがちだもんね。
最後はシルバニアファミリー。
やっと平和な世界が。そもそも獣だし、裸でも違和感ないし。
シルバニアファミリーといえば、昔、西友に父と遊びに行ったとき「どれか好きなの一つ買ってあげるよ」と言われたのがシルバニアファミリーの人形。
とにかく我が父はいつも突然で、
「おい、山登りにいくぞ」と言って、昼前に私を連れて出て、その日に下山できずに山の中で一夜を過ごし、次の日下山したら捜索隊が出て、とんでもない騒ぎになってたり(当時は携帯電話もないので心配した母が警察に連絡したらしい)。
「おい、古墳を見に行くぞ」と言われ、連れて行かれたのが奈良の明日香村。そして駅前で自転車を借りてサイクリングしながら、亀石・鬼の雪隠・石舞台古墳などを満喫…、じゃなくて本気の本場の古墳めぐりに駆り出されたり。
そんな父の突然の一言。
まさに「ラブストーリーは突然に」ならぬ「シルバニアファミリーは突然に」。
といってもドッチボールしたり、キックベースしたり、バラ当て(ぜんぶ球技)ばかりしてる私の目の前に「シルバニアファミリーをどれか一つ選べ」と言われても困る。
なんせどれも似てるのだ。うさぎもリスもクマもかわいい。小さいながら「どれがこのファミリーのボスなのか?大人が先か、子供が先か…。親だけだとファミリー感がないし、子供だけで何かできるかと言えば仕事に行けないし、お金もないし、食事も作れないし…。いや、ちょっと待てよ…、そもそもわがやにはシルバニアファミリーが住む家がない。動物だけあっても、家のないシルバニアファミリーはただの野生動物の群れじゃないか…。」
みたいな妄想を30分ほど繰り広げてたら、
「選べないなら買わない」とこれまた突然の通告。
ジャカジャン!(←ギターの音)
ウ~ウ〜ウ〜ウ ウ〜(←前奏)
何から揃えればいいのか
分からないまま 時は流れて
選んでは 消えてゆく
シルバニア ファミリーたぁち〜
てなわけで人形とはまた縁遠くなるのでした。懐かしいなぁ…、といろいろと思い出にふける軽井沢おもちゃ王国でした。
■いつか買うときはファミリーで揃えたい。
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