勢いがすぎる。

さて母と深川釜匠でお昼を食べたあと、向かったのはこちら↓



深川江戸資料館。母は大の江戸時代好き。前々からずっと来てみたかったそうです。

そんな深川江戸資料館前にたくさんの人だかりが。

「空前の江戸ムーブメントが起こってるのか何だろうね?」と話してたら、どうやら謎解きゲームのポイントだったようで。

「紙とペンを持った人だかりを見たら謎解きゲームと思え!」ってぐらい最近はどこに行ってもやってますよね。みんなそんなに謎を解きたいのか。そんなに謎に飢えてるのか。すごいっす。そんな謎解き人達を横目に資料館の中へ!なんて思ってたら、入口はいってすぐにこんなものが!

大鵬特集。

めちゃくちゃかっこいい!こんなんあったらいつまでも本題の資料館に入れないじゃん!外にいる謎解き人達に「入り口で大鵬の特集やってますよ」って教えてあげたい。


引退したときの大銀杏。本当にイチョウみたい。

大鵬特集を堪能したあとに本題。
深川にゆかりのある人物の紹介(伊能忠敬や松尾芭蕉、佐久間象山など)から入り、目玉はここ↓


当時の建築の技法で再現した町並み。見ただけでわかるクオリティーの凄さ。東武ワールドスクウェアもそうだけど、作り手さんの技術や思いがこもっている建物は見ただけでわかる。

そしてこの資料館のすごいところは建物の中に入れるんです!小道具もおさわりOK。本物の史蹟はなかなか入れないけど、再現建物だから気兼ねなく見られます。


米屋の番頭になった気分で大福帳(帳簿)をパラパラめくったり、現代のそろばんより玉多めの昔のそろばんを弾いたり。気分は5人目の男子で、9歳で米屋に奉公に出された設定。

「ふるさとのお母ちゃん元気かなぁ…、弟は大きくなってるだろうなぁ…」なんてそろばんを弾いてたら、母親に冷たい目をされました。


昔の玉多めのソロバンって弦が多いバロック楽器みたいだなって思いながら弾いていましたが、いまだにこの一つ多い玉をどうやって処理するのかわかりません。

10ができるから繰り上がりしないし…、謎解きよりもそっちのが気になる。しかも隣の船宿屋には上玉が2つバージョンもあったりして、ますます謎は深まるばかり。

ロビーにはこの建物や小道具をつくった過程の映像が流れていてグッと見入ってしまいました。ビデオ見たあとに土壁とか格子とかもっかい見に行ったもの。当たり前だけど建具の接着剤はアロンアルファじゃなくて米。こだわりがすごい。しかも建てて30年ぐらい経過した使用感を出すためのこだわりも随所に。

すごかった。また来たい。

江戸の浮世絵特集もやっていて、今でいうギャグマンガ的な浮世絵をつくっていた歌川広景さんの作品が主に。


どうですか?このイタズラ心に満ちた顔。たまに留守番させながらチェロの練習をさせてて帰宅したときに「ちゃんと練習やってた?」の質問に「うん」と返事するわが子もこんな顔をします。大人は表情みたらわかるねんで。

そしていたずらの報復に方屁をする女性。


とんでもない屁の勢い!これ実が出ちゃってるのでは…ぐらいの勢い!そしてリアクションが芸なのか真実なのか。だとしたら催涙弾並みの屁。

他には全国のお雑煮特集(写真はNGでした)もやっていて面白かったです。丸餅や角餅、すましか味噌か、味噌も白か赤か普通のか、多様でした。一番食べてみたくなったのは、すましで丸餅の上に鰹節が乗っかってる高知県。シンプルなのに逆にそそられました。

外に出ると謎解き人達がさらに増えていました。今度やってみたい。

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