ヨーロッパの旅8 王立音楽大学(ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック、The Royal College of Music)へ。

昨日からの続きです。

ハイドパークを斜め切り、王立音楽大学(ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック、The Royal College of Music)へ向かう途中。

道中の建物のすごさに魅了されまくり。

ロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)↑ロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall)。この時はシルク・ドゥ・ソレイユの『LUZIA』公演が行われていました。

王立美術院(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート、Royal College of Art)↑王立美術院(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート、Royal College of Art)。

昔、知り合いが交換留学でこちらに在籍していました。

各自、制作をするためのスペースと机を割り当てられるのですが、その日につくったものをちゃんと片付けておかないと、すぐにアイデアを誰かに盗まれて企業に売られたりしまうという話をしていました。おぉ…怖い。でもすぐに企業に売れるぐらいの素晴らしいクオリティーの作品をここの学生さん達はつくるんですよね。

インペリアル大学(インペリアル・カレッジ・ロンドン、Imperial College London)↑インペリアル大学(インペリアル・カレッジ・ロンドン、Imperial College London)。

Wikipediaによると「世界における最難関大学の一つであり、2014/2015年度の大学ランキングでは米マサチューセッツ工科大学に次いで世界第2位である(英ケンブリッジ大学と同位2位、QS 2014/2015年版)。 過去に14名のノーベル賞受賞者と2名のフィールズ賞受賞者を輩出している。」だそう。

建物見たらわかる。絶対にとんでもなく難しい大学。彫刻とか建物とか本物感がすごい(実際本物なんだけど)。日本でインペリアル○○と名前のついたアパートをけっこう見かけるけど、これが本当のインペリアルですよ。

とんでもなく難しい大学の前を通っただけで賢くなったような気分になるアホの私。

日本にはない建物ばかりで、歩くだけで楽しい。

さぁここから本丸ですよ。

王立音楽大学に通っている知り合いの学生さんと待ち合わせをして、大学内を案内をしてもらうことに。


1894年に建てられたので、けっこう廊下が狭い。チェロやコントラバスの方はガンガンぶつけちゃうそうです。しかも増築増築を繰り返す方式なので、巨大迷路のよう。エレベーターも1機しかないそうです。ちょうど新しく建てている校舎がまもなく稼働するので、エレベーターも増えるそうです。


レッスン室があったり、ホールがあったり。


楽譜がたくさんある図書館を見せてもらい、チェロの楽譜もアンサンブルの楽譜もいっぱいあって大興奮!ここに住みたい。楽譜、ト音記号しか読めないけど。

構内のカフェも案内してもらい、行った日がちょうど金曜日でフィッシュアンドチップスデー。揚げ物の香りがプンプン。

そしてなんとカフェにビールサーバーが併設!(イギリスは16歳からお酒が飲める)


ビールは学生料金のかなりオトクな値段で飲めるそうで、夏などの過ごしやすい季節になると、ここでビールを買って食べ物もテイクアウェイして、ハイドパークで飲むそう。いいなぁ素敵。

他にもカフェ内にビリヤードがあったりして、学生さん達が遊んでました。海外ドラマの光景がまさにここに。

建物は新しい建物の中に古いドアが残してあったり、まるで東京駅にあるステーションギャラリーみたい(新しい建物の中に古い東京駅のレンガの一部が残してある)。

ちなみに何個かあるホールは常に使ってる状態だそう。日本の場合、音大にもよると思いますがいいホールがあるのになかなか使わせてもらえない話もたまに聞きます。

こうやってどんどん使ってあげるとホールも嬉しいでしょうね。

「飛べない豚はただの豚だ」とマルコも言ってたように、使わないホールはただのホールなので音大の素敵なホールをもっともっと活用すればいいんじゃないかと思います。

とっても素敵な大学構内でした。お付き合いいただいた学生さん、ありがとうございました。

明日は

「ロンドンの科学博物館へ!いつの間にか闘いがはじまっていた!」

の巻です。

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