2019年9月18日放送 あいつ今何してる? 世界的名門ハーバード大学に合格した超天才・廣津留すみれさんが登場!!

いつも録画して見てる「あいつ今何してる?」という番組で、大好きなはいだしょうこさんが出演されるとのことで、録画したのですが、はいださん以外の方の特集で少しだけチェロに関するエピソードが出てきたので、記事にします。何でもできる人っているんですよね。本当にすごい。それでは行きますよ。

大分屈指の進学校、大分県立大分上野丘高等学校。そこで教鞭をとっていた先生に直撃取材。

スタッフ
「この人は凄い!と思った天才・奇才の学生を教えてください。」

先生
「私、教職歴28年間なんですが強烈に印象に残ってる生徒が一人いるんです。2012年に卒業した廣津留すみれさん。彼女は一言で言うなら超天才。東京大学を目指すクラスに在籍していたんですけど、途中からアメリカのハーバード大学に行きたいと。最初は冗談だと思いました。」

先生
「本人は英語の力が高いんです。ところが英会話の力が高くても数学の問題が英語なので、日常では出てこない数学特有の単語を覚えるところからスタートしなきゃいけない。理系の教科書でまず日本語で覚えてから、英語に直してっていうところをずっと。放課後にやってたんです。結果は合格しました。」

当時125年の学校の歴史の中で初めてハーバード大学に合格。しかも塾には一切通わず、学校の勉強と自宅学習のみで合格。まさに超天才の廣津留さん。

そしてさらにまだまだこれだけではない彼女の天才ぶりが。

先生
「さらにですね、ハーバード大学合格だけでもすごいんですが、首席で卒業したんです。」

そしてさらに驚くべきは勉強だけではないもう一つの天才的才能が。

先生
「実は彼女にはもう一つ才能がありまして、それが音楽の才能。ヴァイオリンが非常に得意なので高校入学前から地元では有名な存在で。13歳の時に九州交響楽団とジョイントコンサートに出演してたのですが、こんな子が大分県にいるんだなって思いました。オーラが出ていました。凛とした姿で演奏していて。」

そして現在26歳となった廣津留さんと連絡を取りスタッフが向かったのは、アメリカのニューヨーク。

世界の中心、ニューヨークで大分上野丘高校が誇る超天才、廣津留さんは一体何をしているのか?ハーバード大学を首席で卒業した廣津留さんがたどり着いた職業とは?

まずは廣津留さんの人生を紐解いていきます。

自営業を営むお父様と、英語教師のお母様の間に大分市で生まれた廣津留さん。

音楽好きのご両親の影響もあり、

廣津留さん
「ヴァイオリンを2歳の終わりで初めて。1歳ぐらいの時からバレエをやっていたんです。5歳ぐらいからピアノを始めました。いつのまにか行ってたんです。」

そしてさらにその後の人生に大きな影響を与えるのが、

廣津留さん
「英検を取るのを目標にしていて、4歳の時に英検3級を取りました。母が英語を教えてるのもあって、英語は身近にあって、やらなきゃって思ってて。ゲームみたいに何級とかわかりやすいから楽しくクリアして、ミッションみたいな感じ。」

ゲームをクリアする感覚で4歳にして中学英語修了レベルの英検3級を取得した廣津留さん。廣津留家流のある教育方針は、

廣津留さん
「親から勉強しなさいとか全然言われなかったです。褒められて育ったので。自主的に勉強するように仕向けられてたのかもしれないしれないですけど、私の中では気づいてなかった。」

課題をクリアする感覚を植え付けた教育スタイルはヴァイオリンにも。

廣津留さん
「3時間やったら1個スタンプ押せるスタンプカードを作ってくれて、スタンプ1つにつき100円使えるんです。3000円ぐらいのぬいぐるみが欲しくて、30ポイント貯めたかったんです。なので3時間毎日頑張って、ぬいぐるみ買ってもらえたのが動機です。」

ちなみにお母さんは、やることリストを付箋にしてクリアしたら剥がしていくという教育スタイルで天才少女の土台を作っていったと言います。

勉強と音楽を両立させながら、県内トップの大分上野丘高校に進学。高校1年生の時に世界を舞台に活躍で華々しい活躍をします。

廣津留さん
「塾は人生で一回も通ったことないです。ヴァイオリン2時間を練習するのが優先なので、できるだけ授業中に内容を吸収して、放課後の時間は練習に充てるというのをずっとやってました。」

ヴァイオリンの練習に専念するため、勉強は授業時間だけ。しかしその甲斐あってヴァイオリンでは、

廣津留さん
「高校1年生の時に初めてパスポートを作って、受けたコンクールがイタリアであって、そこで優勝しました。」

世界中から300人ほどの音楽家が参加する初めての国際コンクールで、16歳にしてグランプリを受賞。そしてグランプリ受賞をきっかけにアメリカの4つの州でコンサートツアーを行いました。最後の演奏はカーネギーホールで。高校2年生で、夢の舞台でヴァイオリンを披露した廣津留さん。

そしてアメリカツアーをきっかけにハーバード大学を目指すことに。

廣津留さん
「せっかくアメリカに来たし、どんなもんか見てみたいと思ってハーバードに見に行って、環境がいいなと思って。もうそれまで本当に学業とヴァイオリンの両立がとにかくやりたかったので。ハーバードに行くと課外活動をやりつつ、自分の学業も頑張っている人ばかりなので、ここなら両方できるかもと思ったんです。」

ハーバードなら学業とヴァイオリンを高いレベルで両立させられる。2年生の3学期から、急遽ハーバード合格に向け勉強を開始する。

廣津留さん
「学校の宿題がすごく多かったんですけど、東大クラスの課題もたくさん出るのでそれをやって、その後に英語をひたすら覚えないといけない。大変でした。」

ハーバードに行くのに、東大対策は免除されず。しかもすべての科目を高いレベルの英語で理解しなければならない超難関入試。

内容は
・SATと呼ばれる日本で言うセンター試験的な共通試験
・課外活動、自己 PR などのエッセイ
・高校の成績の推薦状面接試験など

に加え、カバーしなければならない膨大な英単語。しかしその勉強法は音楽の天才でもある廣津留さんならでは。

廣津留さん
「単語の時は必ず唱えるようにしていました。英語日本語英語日本語の順で。音楽をずっとやってたので耳が得意ってのもあって。自分で口に出すことでオーディオファイルにして音楽にように覚えていくんです。先に英語が来たら、その後日本語がくるようになってる。その音声で勉強してました。」

こうして高校3年生の時にハーバードの難関試験に挑んだ廣津留さんは、見事、大分上野丘高校史上初ハーバード大学現役合格を果たしました。そして日本では高いレベルで学業とヴァイオリンを両立していた廣津留さんがハーバードで専攻したのは意外な分野でした。

廣津留さん
「音楽ではないなと思ってました。せっかくハーバードに入ったら専攻も60ぐらいあるので、何でも選び放題だし、入って決めようかなと。テーマとして何かしら音楽じゃない勉強しつつ、課外活動としてヴァイオリンを続けたいなと思いました。」

世界の名門ハーバード大学に入学しても、学業とヴァイオリンを両立させるという高い志は変わらず。数学、社会学、グローバルヘルスなど様々な分野を専攻。

一方ヴァイオリンは?

廣津留さん
「自分で独学でやってました。コンサートはたくさんやりました。ハーバード生って統計で65%ぐらいの生徒が楽器を弾けるんです。何かしら皆が楽器ができるから、そういう友達と一緒にコンサートやったり、課外活動の一環としてコンサートを毎週のようにやってました。」

ハーバード大学でも高いレベルで学業と音楽を両立していた廣津留さんでしたが、大学3年生の時、人生を決定付ける世界的な人物との衝撃的な出会いがあったんです。

翌日とある場所で仕事があると廣津留さんを尋ね、マンハッタンから車で移動することおよそ一時間半。指定された住所は森の中に佇む場所。中に入ってみると廣津留さんの姿。

廣津留さん
「今日はここで仕事があります。奥に仕事場があるので。」

勾配のある斜面を登り、たどり着いたのは、

廣津留さん
「はい着きました。 ここが私の職場です。」

と円形のステージみたいな場所。

スタッフさん
「今は何の職業をされているんですか?」

廣津留さん
「ヴァイオリニストをしています。今日はフェスティバルで演奏するんです。」

ニューヨークを中心に、小さなコンサートから観客数35万人の世界的に有名な音楽祭にも出演。幅広い演奏活動を行っている廣津留さん。

しかしなぜ彼女はいったいなぜヴァイオリンの道に進むことを決意したのか?そしてきっかけとなった大学3年生の時の出会いとは?

廣津留さん
「ハーバードで人類学を専攻していた大先輩なんですけど、ヨーヨーマっていう偉大なチェリストと共演する機会にたまたま恵まれて。その舞台で感じたものがあまりにも大きすぎて、音楽の可能性って本当にすごいなと思って。音楽をやめて別の仕事行っちゃうのはもったいないなと思って。これを突き詰めたいっていうきっかけをくれたのがヨーヨーマです。」

世界的チェリスト、ヨーヨーマと共演したことで音楽の可能性に触れ、その道で生きることを強く決意した廣津留さんは、おそらくハーバード大学史上始めて卒業論文を論文ではなく自身のリサイタルで開催することで卒論代わりにし、首席で卒業したそうです。

そしてここで終わりません。ハーバード大学卒業後、さらに音楽を極めるため世界ランキング大学・舞台芸術部門で第1位の超名門ジュリアード音楽院へ進学。ここでもおそらく日本人初となる最高賞を受賞し、卒業。

ちなみに廣津留さんは演奏家として活躍するかたわら、1年前アメリカで活動したいアーティストのマネジメントや作曲家のコンサルティング会社を起業。

ビジネスとヴァイオリンを二つの軸を高いレベルで両立させる天才、廣津留さんに今後の目標を聞いてみると、

廣津留さん
「大きい賞を狙っていきたいなと思ってます。音楽だとグラミー賞とか。ゲームの後ろで流れてる音楽は作曲してるので、そういうのもショートムービーバージョンとか。映画やドラマをやっていて、映画だったらアカデミー賞、テレビだったらエミー賞。大きい目標を掲げながらやっていきたいなと思います。」

というわけでハーバード大学を首席で卒業した天才、廣津留すみれさんはプロのヴァイオリニストとして活動しながら、音楽コンサルティング会社で起業していました。


以上が放送内容でした。はいだしょうこさん目当てで見始めたら、とんでもない人が登場して、しかもすごいエピソードの数々をサラッと言うので、口あんぐりしっぱなしでした。しかもエピソードでヨーヨーマが出てきたのでさらにビックリ。すごいよねぇ。世界がすごすぎて「すごいよねぇ」としか言えません。はい。

そして大分の高校時代に放課後の英語勉強をずっと付き合っていた先生にも関心。ハーバードを受ける生徒が前例にいなくて、先生もはじめての事ばかりだったそうですが、とてもやりがいがあったとのこと。先生も素敵すぎる。

ハーバード生のヴァイオリニストといえば、2019年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝したステラ・チェン(Stella Chen)さんも心理学専攻のハーバード卒生です。また口あんぐりですよ。もう漫画の世界。でもこれがリアルなんですよねぇ。

付箋を剥がしていくシステム、すごくいいですよね。わが家でも実践してみようかな。「漢字ドリル」「算数ドリル」「音読」(←学校の宿題)…、これだけでもやる気なくなる…。でも凡人の私ができるのはそれぐらいなので、明日百均に行って道具を買ってこようかな。

そして凡人な私は、廣津留さんが書いた書籍をポチッとしました↓届くのが楽しみ。

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