2019年6月16日鑑賞 平井祐心(ひらい ゆうしん)くん・ハマのJACK2019「金の卵見つけました」

昨日に続き、コンサート・レビューです。

行ってきました。ハマのJACK2019「金の卵見つけました」コンサート。

ハマのJACK2019「金の卵見つけました」

会場は横浜みなとみらいホール・小ホール。

プログラムは

1.尼留 奏(あまどめ かな)さん、J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV 1041 第1楽章

2.萩原 緋奈乃(はぎわら ひなの)さん、W.A.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219 第1楽章

3.平井 祐心(ひらい ゆうしん)くん、C.サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.33

休憩を挟んで、

4.青山 暖(あおやま のん)さん、J.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.77

です。


まぁ、どの子も素晴らしくてビックリ!でした。

とりあえずチェロの平井祐心くんの感想を。


祐心くん、登場して最初にまずコンサートマスターの三又治彦さんと握手。その時点で会場のお客様は祐心くんにメロメロ。黄色い声援が飛び交っていました。

出てきた瞬間にもう会場の空気を掴んだ感じです。私も完全に心わしづかみされてます。

曲はサン=サーンスのチェロ協奏曲・第1番イ短調・Op.33

堂々としたステージング。ゆったりとしたフレーズでは観客の方を見たり上を向いたり。強いフレーズは勢いがあって、惹き込まれます。
演奏している姿に安心感があって、聞いていてハラハラしないし、とても9歳とは思えない。少年だけど、もうすでに立派なアーティストです。
音の出だしがすごく綺麗だし、アクセントの付け方や音の緩急の付け方が素晴らしい。そして目力がすごくある。

オケはさすがN響所属の方が多くて、めちゃくちゃ上手い!そしてソリストを見守る雰囲気があったかくて、みていて心がなごみました。ちなみにチェロセクションは海野幹雄さん、宮坂拡志さん、市寛也さん。

隣のおじさまが祐心くんの演奏が始まる前に「チッ、次はチェロか」ってつぶやいていたのですが、演奏後には「ブラボー!」と大声で言ってましたよ!
私は祐心くんに「ブラッシーモ!」です!

演奏後にオケの前列全員と握手。

登場から退場まで、ずっと祐心くんの世界に惹き込まれっぱなし。今後、祐心くんがどこかで演奏する機会があればぜひ聞きに行きたいです。

そしてプログラムにはチェロをはじめたきっかけや、「サン=サーンスのチェロ協奏曲ではこういうことを表現してます」というのが書いてあり、祐心くんが表現したい伝えたい思いをめちゃくちゃ感じました。

ハマのJACK2019「金の卵見つけました」平井祐心くんのプログラム

ちなみにプログラムによると、祐心くんは指揮も作曲も勉強中。スポーツ万能で、野球・水泳・短距離走。両立できるなら、チェリストでありつつメジャーリーガーにもなりたいそうです。

個人的にはポジションと打順が気になります(笑)。私も昔、野球をしていたので…。
祐心くん、内野か外野か、それともピッチャーか…。ちなみに個人的にはキャッチャーだと嬉しい(私が一番好きなポジション)。


わが子は客席の真ん中あたりで見ていたのですが、「目が合った!」と目をキラキラさせて言ってました。いやいや向こうは絶対に見えてないだろうさ。
しまいには「サン=サーンスのチェロ協奏曲、いますぐにでも弾きたい!」とさ。ちょっとあーた、まだまだサン=サーンスのチェロ協奏曲までの道のりは遠いよ。まずは譜読みがしっかりできるようにならないと!
すでにわが子は祐心くんの大ファンなのでした。終演後、ロビー挨拶があるかなと思って、待っていたのですがあらわれず。次の予定があったので、後ろ髪をめちゃくちゃ引かれながら帰宅。本人に感動を伝えたかった~!そしてお話してみたかった!


まさに金の卵!というかもはや金です。この企画を立ち上げてくれたコンマス三又さんをはじめとするNPO法人ハマのJACKさん、まさしく「金の卵をみつけてくれてありがとう!」の気持ちでいっぱいです。

平井祐心くんの今後の活躍が楽しみです。

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