2019年10月28日鑑賞 東京音楽大学 CELLISTA!!2019

先日、東京音楽大学のチェロアンサンブルのコンサートに行ってきました。

東京音楽大学 CELLISTA!!2019東京音楽大学は、今年の4月から中目黒と代官山の間ぐらいに新校舎ができ、今回の会場は新キャンパスに併設されているTCMホールです。

『中目黒、無料、新ホール、チェロアンサンブル』というキーワードに惹かれて見に行きました。

プログラムは

第1部
・ポッパー / 演奏会用ポロネーズ
・ゴルターマン / 夜曲
・チャイコフスキー / アンダンテ・カンタービレ
・ソッリマ / チェロよ、歌え!

第2部
・バリエール / チェロと通奏低音のためのソナタ集 第4巻 第4番 ト長調
・ハイドン / アダージョ・カンタービレ
・クレンゲル / 12のチェロのための賛歌
・ヴィラ=ロボス / ブラジル風バッハ第1番

ホールとチェロの音色の相性がとてもいいのか響きが素晴らしい。

プログラムも知らない曲がたくさんあって、聞きごたえがありました。ポッパーの『演奏会用ポロネーズ』はとても華やかで大好きな曲なんですが、それをチェロアンサンブルで聞けるなんて。チェロの音色大好きな私はそれだけで嬉しい。

チャイコフスキーの『アンダンテ・カンタービレ』も最初に聞いたとき、あまりの素晴らしさに感動して、何回も繰り返し聞いたことを思い出しました。プログラム構成が素晴らしい。

先日、コンサートを見に行ったソッリマの『チェロよ、歌え!』も披露。ソリストは1チェロ・伊藤利英子さん、2チェロは金子大葉さん。二人の息も音色も動作もすべてが揃っていて、エヴァンゲリオンの第9話に出てくる名シーンのアスカとシンジのシンクロ攻撃並み。使徒倒せるよ。演奏後は会場から大喝采&ブラボー&ブラビー!

あとはクレンゲルの讃歌。1チェロの新井昴さんの音の綺麗さ、繊細さ、すべての音が素晴らしくて、感動して涙が出るほど。こんなに綺麗な音の讃歌があるのかと今でもその音色を思い出してしまうほど。

今まで

「クレンゲルってつまんない」

なんて思っていた自分が馬鹿でした。

プロフィールにはポッパーが好きと書いていましたが、クレンゲルの良さもやっと少し理解できたような気がします。追加しとこう。クレンゲルのこと、地味とか言ってすみません。この日の演奏を聴いてから『賛歌』が何回聞いても心に沁みわたる。

他の曲でもチェロアンサンブルの音がちゃんと一つの音にまとまっていて、素晴らしい演奏の連続でした。

当日プログラムの曲紹介の文章も学生さんが書いていて、とてもいい。

いろんな大学で学生さんが無料やお安い料金でコンサートをしているので、いろいろと足を運んでみようと思うキッカケになりました。

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