2020年2月8日 ヤング・チェリスト・プロジェクト(アジア・パシフィック・チェロ・コングレス2020 2日目・昼)

昨日からの続きです。

今日は2日目。

2日目は昼と夜にコンサートが行われ、今日は昼の部のコンサート“ヤング・チェリスト・プロジェクト”について書きます。

この講演はプロデューサーに伊藤悠貴さんを迎え、若いチェリストに演奏の場をというプロジェクト。

プログラムはこんな感じ↓で曲や楽章ごとにポジションチェンジしてました。名前は左からの座り順に書いています。

■泉 優志
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番よりプレリュード

■黒川 実咲、佐山 裕樹、矢口 里菜子、泉 優志、稲本 有彩、伊藤 悠貴
・J.バリエール:2台チェロのためのソナタ

■稲本 有彩、矢口 里菜子、黒川 実咲
・J.ストュチェフスキー:《スリー・フォー・スリー》より 3楽章

■伊藤 悠貴、黒川 実咲、泉 優志、佐山 裕樹
・R.ワーグナー:歌劇《ローエングリン》から「エルザの大聖堂への行進」

■矢口 里菜子、泉 優志、稲本 有彩、佐山 裕樹、黒川 実咲、伊藤 悠貴
・D.ポッパー(小林幸太郎編曲):ハンガリー狂詩曲

■A.ピアソラ(小林幸太郎編曲):ブエノスアイレスの四季

《夏》伊藤 悠貴、矢口 里菜子、佐山 裕樹、黒川 実咲、泉 優志、稲本 有彩

《秋》黒川 実咲、伊藤 悠貴、稲本 有彩、
矢口 里菜子、泉 優志、佐山 裕樹

《冬》稲本 有彩、伊藤 悠貴、黒川 実咲、佐山 裕樹、泉 優志、矢口 里菜子

《春》佐山 裕樹、黒川 実咲、泉 優志、稲本 有彩、矢口 里菜子、伊藤 悠貴

アンコール
■佐山 裕樹、稲本 有彩、伊藤 悠貴、矢口 里菜子、黒川 実咲、泉 優志、
・J.クレンゲル:賛歌(ヒムヌス)Op.11

というもの。

曲によって席が変わるので、視覚的にも変化があって面白かったです。

矢口 里菜子さんは『エンター・ザ・ミュージック』で拝見してから、ファンだったので今回出演されると聞いてめちゃくちゃ嬉しかったです。凛としてかっこいい女性、大好きなんです。実物の矢口さんはクールビューティーでめちゃくちゃ素敵でした。

人数が多いと、曲が終わって舞台袖にはけるときに「どうぞどうぞ」「いや、そちらからぞうぞ」「いやいや、どうぞどうぞ」の謎のやり取りがあったりするのですが、矢口さんはスッと帰ってたのでそこもすごくかっこよかったです。

プロデューサーの伊藤さんもめちゃくちゃいい音で、座るときにジャケットをファサッと翻したときに出るフェロモンがすごくて、私も知り合いのお母様もフワ〜となってました。

あとは稲本さんのプロフィール写真を見てあまりの可愛さに5度見ぐらいし、実物見てただただ見とれてました。

曲の合間にプロデューサーである伊藤さんのお話があり、プログラム終盤では全員でトーク。

泉さん
「アンサンブルの回のはずなのに、なぜか最初に僕のソロがあって(笑)ずっと緊張してました。」

稲本さん
「皆さんとは初共演でしたが、とても楽しかったです。」

黒川さん
「チェリストは集まるのが好き。伊藤さんがパートの振り分けをしたのですが、私は難しいパートが多かったように感じました(笑)。」

佐山さん
「どのパートでも難しいパッセージがあるので大変でした。」

矢口さん
「どうして私がここに選ばれたのかわからないのですが(笑)とても楽しく貴重な経験をさせていただきました。」

演者さん本人の声が聞けるのはやっぱりいいですね。聴いている側もとても楽しく、あっという間のプログラム。

アンコールのクレンゲルの讃歌では4人分のパートを黒川さんと泉さんの2人でやるので、ピチカートを刻む量がとんでもないことになってました。

記事を書くにあたり、皆さんの座り位置を数字で記録していたのですが、

“4 – 6 – 5”

の数字を見ると、

「ワンナウト1塁2塁、セカンドゴロから2塁に送球、サードに投げてゲッツー。」

曲名で『スリー・フォー・スリー』というのを見ると、

「ワンナウト1塁2塁、サードゴロでセカンドに投げて、サードに行くかどうしようか迷った2塁ランナーをサードとショートが挟み撃ちしてタッチアウト」

と高校野球好きとしては考えてしまう悲しい性。

今日は夜にもコンサートあるぞ!
若い人たちの演奏を見て元気が出たぞ!バッチこーい!

の気分でした。

ちなみに今回プロヂューサーをされた伊藤悠貴さん、

神奈川県に新しく発足するプロオーケストラ、神奈川県央管弦楽団の音楽監督に就任されます。

ホームページによると、

「神奈川県央管弦楽団は、海老名、厚木、大和など神奈川の県央地域を主な活動拠点とし、ユニークな活動を展開する新しいオーケストラ。第1回定期公演を2020年9月12日 海老名市文化会館にて行います。」

だそうです。

こ、これは昨年、相鉄線がいよいよ都心に乗り入れてJRと直通運転開始したし、行くっきゃないわ。

ユニークな活動って何だろう…。今後が気になります。

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