第3回ジュニア・チェロ・キャンプに参加してきました!2日目の様子。

チェロキャンプ2日目。

桐朋学園大学調布キャンパスに9:50に集合。そして恒例の朝の会。

先生
「〇〇さん」

子供
「はい!元気です!」

先生
「〇〇さんのお母さん」


「はい…。子供がちゃんと先生に言われた事をできるか心配で心配で8番(腹痛)と10番(頭痛)です。しかも子供のチェロを担いでたら年のせいか、12番(肩こり)と13番(腰痛)も発症しそうです…。」

なんて出席確認はなかったですが、こんな感じで心の中では緊張してました。

そして10時から30分、ソロコースは自主練習、アンサンブルコースはゲネプロ。

本番さながらの練習に緊張感マックス。自分が演奏するわけじゃないから余計にハラハラ。何とか無事に終わり、

10時50分からソロコースはゲネプロ&自主練習、アンサンブルコースはレッスン。これが最後の練習。先生の指導で鉛筆落としてる場合じゃないのよ。もうすぐ本番なのよ。

そして11時40分か先生方を囲んで昼食。子どもたちは美味しそうなサンドイッチに狂喜乱舞。私達、親はちゃんとできるか心配でごはんの味がまぁしないしない。

そして13時〜14時50分(10分休憩あり)まで、ソロコース12人が演奏を披露。みんな難しい曲をよくこれだけ弾けるなぁとただただ関心。そしてここに至るまでにどれだけの練習を詰んだんだろうと、本人の努力と親御さんの支えにも泣けてくる。すごい。諸田由里子先生のピアノ伴奏がまた素晴らしい音。なんて贅沢な時間。

ソロ演奏コースのあとは15分の休憩。そして、アンサンブル。

まずはビギナーズ・アンサンブルコースによる
・ジョルダーニ『6つのデュオより2番の2』
・Starr『Skip to My Low』

そしてアドバンスト・アンサンブルコースによる
・ゴルターマン『2つのサロン風小品・作品53』

全体アンサンブルによる
・ゴルターマン『セレナーデ』
・ヘンデル『パッサカリア』

初日のレッスンでは入るタイミングや音量の調整が難しくて、四苦八苦していたけれど(特にパッサカリア)、子どもたちは本番の緊張感を味方につけて、しっかりと見事な演奏を披露。小さい子達の真剣な表情、楽しい曲ではニコニコ。子どもたちのここ一番の集中力はすごい。

講評では、
堤剛先生が
「練習のときよりも本番が一番いい演奏でした。」

大友肇先生が
「私はカルテットを25年続けていますが、ソロだけでなくアンサンブルもすごく勉強になります。メロディーではない音にどういう意味がこめられているのか、すごく奥が深い。ぜひもっともっとアンサンブルをやってみてください。」

などなどためになるお話がたくさん。

ちなみにキャンプといってもレッスン終わりにオリエンテーションで各教室に先生が待ち構えていて、

桐朋学園大学の敷地にテントを張って、飯ごう炊さんでカレーを作って「炭で炊くごはんは格別だね!」なんて言ったり、夜はキャンプファイヤーを囲んでダンス・ラスティックでフォークダンス、暗闇の中で一番奥の部屋にある高級松ヤニを取ってくるミッションの途中で各先生がお化け役になって肝試し、なんてことはなく、ただのレッスンのみです。通いです。はい。

でも泊まりなら楽し過ぎて興奮して寝ないだろうな。でも楽しかった!ありがたいことに桐朋学園大学という音大のキャンパスの雰囲気も味わえて、こんなにたくさんのチェロっ子がいるのかと驚きました。

貴重な2日間のキャンプ。お出かけ日和の秋の行楽シーズン3連休にこんな素敵なイベントを主催してくださる日本チェロ協会のスタッフの皆様、そして連休にも関わらず教えてくださる先生方、そしてコンクールシーズン真っ只中で練習したい学生さんが多くいるにも関わらずお教室を貸してくださった桐朋学園大学さんにもひたすら感謝。

来年も実施するそうなので、ぜひ参加したいです。楽しいキャンプで、子供は新しいチェロ仲間ができて、私はいろんな親御さん&チェロっ子とお話しできて胸がいっぱい。やっぱりチェロって素晴らしい!チェロっ子にめちゃくちゃおすすめのイベントです。

こちらもよろしくお願いします↓

にほんブログ村 クラシックブログ チェロへ
にほんブログ村