第3回ジュニア・チェロ・キャンプに参加してきました!初日の様子。

9月21日、東京の調布市にて何が行われていたかご存知ですか?ラグビーワールドカップ?正解だけど、ノンノン。

なんと日本チェロ協会が主催するイベント、第3回ジュニア・チェロ・キャンプが行われていましたのです!

そして参加してきました!

第1回は2013年のチェロ・コングレスの中のイベントとして行われ、第2回は昨年の2018年からジュニア・チェロ・キャンプ単独のイベントとして開催されています。

昨年の参加者は30人でしたが、今年はなんと北は北海道から南は大阪府、小学2年生〜中学3年生までのチェロっ子が44人!

9/21〜22の2日間、ソロコースとアンサンブルコースに分かれてのお勉強です。
場所は桐朋学園大学の調布キャンパス(めちゃくちゃオシャレな建物)。わざわざこんな素敵な場所を提供していただいて、桐朋学園大学さんに感謝です。

今年のキャンプでご指導いただいた先生は、

ソロ演奏コース
・堤剛先生(日本チェロ協会理事長、サントリーホール館長)
・長谷川陽子先生(らららクラシックにも出演、桐朋学園大学音楽学部准教授)
・向山佳絵子先生(元N響首席チェロ奏者、京都市立芸術大学准教授)
・山崎伸子先生(桐朋学園大学特任教授)

公式ピアニストとして諸田由里子先生。

アドバンスト・アンサンブルコース
・堀了介先生(元東京音楽大学教授)
・大友肇先生(日本では数少ない常設の弦楽四重奏団「クァルテット・エクセルシオ」のメンバー)
・池松隆先生(東京藝大4年生)

ビギナーズ・アンサンブルコース
・中島顕先生(長年スズキメソードの教室で指導)
・西谷牧人先生(元東京交響楽団首席チェロ奏者)
・田中愛先生(桐朋学園大学・子供のための音楽教室チェロ講師)

この先生方が一同に集まって指導してくださるだけでも、なんて贅沢!


1日目は10時から開講式からはじまり、堤先生のご挨拶&事務局の方に名前を呼ばれた子は席を立ってご挨拶。

まず1コマ目は50分のソロコースのレッスン&聴講。子供は熱心に聞き入っておりました。あとで聞いたら「注意されてることが自分に言われてるように感じた」みたいで、聴講しながら、めちゃくちゃ緊張してたそう。後半には諸田先生が入室して伴奏をしてもらいながらのレッスン。

そして10分休憩のあと、2コマ目は50分のソロコースのレッスン&アンサンブルコースのレッスン。はじめてのアンサンブル合わせではなかなかまとまらず、先生も指示が多く大変。親もメモメモして、子供にはあとで言い聞かせないと!と変なプレッシャーかかる。だって演奏する本人がボンヤリしてメモしとらん。「メモしろー!先生の目を見て話を聞けー!」ビームを送るも、子供の受信機の電源は入っていない様子。

そして先生方を囲んでの昼食。事前に申し込みをしていたので、お弁当が配られます。なんか素敵なデザインの箱の美味しそうなお弁当。われわれ大人の分はないので近くで買ったおにぎりを食べました。美味しそうなお弁当、羨ましい。

キャンプの趣旨として『なるべく子どもたち&先生方で交流をさせたいので大人の方はなるべく見守っていてください』とあったので、ひたすら見守り隊。でも私、見守り隊員として子供が先生方に失礼なこと言ってないか、食べ物こぼしたりしないかヒヤヒヤして、食べたおにぎりの味がまぁしない。わりとガツンとした辛子明太子おにぎりを食べてるんだけど、おばあちゃんの塩分控えめおかかおにぎりぐらいに感じる。

そして昼食後は3コマ目の50分のソロコースのレッスン&アンサンブルコースのレッスン。アンサンブルもソロも親は自由に聴講できるので、向山先生と長谷川先生と堤先生と山崎先生の各お部屋を聴講。

今は小さくても難しい曲をどんどん弾きますが、先生方は楽器の構え方や弓の持ち方など基礎はとても大事だよ、そこを忘れないで、とおっしゃっていました。向山先生は「この曲を弾くなら、もっと人生の酸いも甘いも経験してから…」みたいなことを言ってたので、「子供にチェロの大曲を弾かせるときは大恋愛からの大失恋を経験させる」とメモメモ。

3コマ目のあとは西谷先生と大友先生による演奏。ボッケリーニの『二本のチェロのためのソナタ』。先生方の音がボッケリーニっぽく華やかで素晴らしくて、とても素敵な演奏でした。

そのあとは100分(途中で10分の休憩あり)のソロコースとアンサンブルコース全員でのアンサンブルレッスン。堀先生が指導&指揮をされていたのですが、なかなか音がまとまらず、途中から堤先生や山崎先生や西谷先生、大友先生が各パートに分かれてチェロを出して演奏しながら指導。先生方の生音を感じながら、こんな贅沢なことないよ。
弓の都合でアーティキュレーションを変えない、メロディー以外のパートは支えるんだからあまり大きな音にならないように、などなど。

そして初日が終了。帰りの会(ネーミングが小学校みたいでワクワク。「先生、〇〇くんが掃除サボってましたー」とか言いたい)が終わって、16時30分で解散。

帰りにラグビーワールドカップの影響で調布駅前は盛り上がり&混雑。キャンプ帰りに近くの東京スタジアムでのフランス対アルゼンチンのラグビー見たかったねん、でもチケット取れなかったのねん…でも高い席はさすがに買えないのねん…とめちゃくちゃうしろ髪ひかれ隊。そんな思いで調布駅をあとにしたのでした。

ちょうどラグビーと重なっていたので見られなかった試合を見直している毎日。各チームの10番は何であんなにかっこいいのか。そもそもラグビー好きになったキッカケが当時、神戸製鋼にいた10番・ニュージーランド出身のアンドリュー・ミラー氏。コンバージョンキックほぼ外さない&めちゃくちゃイケメン。
イケメンが10番のキッカーになるのか、キッカーがイケメンになっていくのか謎。仲間がタックルされたらすぐに助けに行く8番もかっこいい。そして試合をまわす9番もかっこいい。パスをつないでトライを決めるサイドウィングもかっこいい。言いたいのはとにかくラガーマンみんなかっこいい。

違う違う。心はラグビーに傾きがちだけど本分はチェロキャンプですよ。明日もチェロキャンプについて書きます。よろしくねん。

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