2019年10月20日放送 題名のない音楽会スペシャル夢響2019で小学4年のチェリスト、林成(りん せい)くんがハイドンのチェロ協奏曲第1楽章を披露。

この企画は題名のない音楽会で去年から行われているスペシャル企画。プロの演奏家でも滅多にないオーケストラとの共演の夢を叶える企画、それが夢響です。

今年は全国で6箇所でオーディションを開催。その審査基準は“熱意”。総勢749名の応募の中から選ばれた6組が舞台に臨みます。

大阪会場で審査をしたのはチェリストの宮田大さん。宮田さんが「音に意思があり、将来性を感じた」と選んだのは小学4年のチェロ奏者の林成(りん せい)くん。小学1年生からチェロをはじめ、憧れの宮田大さんのようにオーケストラと演奏したいと応募。

本番の会場に宮田さんがスケジュールの都合で来られないため、本番2日前に林くんの自宅へサプライズ訪問。宮田さんが来るとは知らない林くん、そして宮田さんを見て固まる林くん、かわいい。

そして宮田さんは「本番で弾く時は指揮者と一緒に息を吸ったら、オーケストラと合わせられる」とアドバイス。

なんとも贅沢な時間。

演奏前に石丸さんが
「今は緊張していますか?」

林くん
「少し緊張しています」

松尾アナウンサー
「宮田さんがお家に来てくれたときとどっちが緊張してる?」

林くん
「宮田さんが来てくれたとき」

オケと合わせる前にすでに大物感が漂ってる。お母さんの声援に「ママー!」と無邪気に手を振る姿がまたかわいい。

曲はハイドンのチェロ協奏曲第1番第1楽章の後半部から。本来より長さは短いですが、カデンツァも披露。

音程しっかりしてるし、音のしまい方もとてもきれいです。リハーサルなしでこれだけ弾けたらすごい。

演奏を終えて、

林くん
「すごく楽しかったです。ちゃんと指揮者に伝えた通りに演奏してくれた」とのこと。

やっぱり大物。堂々とした演奏でした。

他にもチューバをはじめたばかりの中学生、フルートを演奏した幼稚園の先生、ご夫婦が自作の掃除用具で演奏したり、高校生のマリンバとヒューマンビートボックスの大学生コンビ、病気で歌をうたうことを一度失いかけたパワフルな声楽の後藤素子さん。

後藤さんの魂のこもった歌声がすごくて鳥肌。本当に後藤さんの人生がこの1曲に詰まっているような。

音楽って素晴らしい。

宮城会場のチャイムの方の演奏も聞いてみたかった。いい企画です。また来年も楽しみです。

こちらもよろしくお願いします↓

にほんブログ村 クラシックブログ チェロへ
にほんブログ村