大人になっても
- 2019.06.01
- 日記
とても素敵な結婚式で、いい意味で堅苦しくなく穏やかな気持ちになれる素敵な演出でした。
結婚式後、少し友達とおしゃべりしてから電車で帰宅。
その電車は始発から終点まで乗るので、途中から人がだんだんと少なくなり、終点の5駅前あたりで車内はガラガラに。
そのとき、前を見てみたら上の荷物置きにバイオリンケースが。
そしてその荷物の下をみると、おじさまが。
きっとこのバイオリンの持ち主なんでしょう。
大人になって楽器を習うっていいですよね。
するとおもむろにおじさんが音楽を聞き出しました。
そりゃバイオリン習ってるぐらいだから、音楽も聞くよね~、と。
曲は
『川の流れのように』
ん?ん?川の流れのように?
なんで向かいのおじさんの聞いている曲が私に聞こえてくるの?
急にサトラレの能力が覚醒したんか?
と思ってたら、おじさん、イヤホンなしで大音量でかけてる。
しかも『川の流れのように(おそらくおじさんのバイオリン演奏Ver.)』
そして車内で人が少なくなったのをいいことに、上半身をシートにゴロン。
もはや、ここはおじさんのリビング。
何なら「ちょっと自宅に持ち帰った仕事を家でしたいから」といってつくった書斎的なおじさんの個人部屋にも思える。
きっと自分の演奏を聞いて、反省会をしているのでしょう。
隣りに座ってたら「ご自身の演奏ですか?」と聞けるけど、わざわざ隣に行って話しかけるほどではない。
(チェロだったら行ってたかもしれん)
そして曲は
『いい日旅立ち(おそらくもちろんおじさんのバイオリン演奏Ver.)』へ。
往年の名曲。川の流れのようにもそうだけど、おじさんはしっとり聞かせる曲が好きなのか。
普通だったらビックリするけど、あんまり人も乗ってないし、夕方でのんびりした雰囲気だったので、
私も一緒におじさんとくつろいだ気分になったのでした。
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