ホストファミリー。
ヤングアメリカンズという、その名の通り、ヤングなアメリカンズ達が日本に来て、子供達とショーをつくりあげる、そんな企画。
わが街にも来ることになり、面白そうだなぁと子供向けのワークショップを申し込むことに。
それを主人に相談したら、
「せっかくだからヤングアメリカンズを受け入れて、ホストファミリーもやろうよ。それも込みでの経験でしょ。」
の言葉。
大変そうだけど、それもそうだねと納得。
でわがやは普段使ってない部屋が2つあるので、2人の受け入れを申し込み申請。
ちなみにヤングアメリカンズ、メンバー一覧の情報は事前にもらえるんだけど、当日の顔合わせまで誰が来るか知らされません(アレルギー情報はもらえる)。
これがかなり緊張する。
体がアメフト選手体型でめちゃくちゃ食べる男子ならどうしようとか、ピラミッドの頂点のチアガールみたいな女子が来たらどうしようとか、終始ハイテンションの子ならどうしようとか、アメリカン人って何が好きなのか(←疑問のくくりが大雑把すぎる)、そもそもおもてなしって何するのよ!教えて!滝川クリステルさん!とか。
そんな感じでずっと緊張してたけど、どうにかなるか!なんて腹をくくった前日、主人が
「僕、やっぱりお腹痛い…。ちょっとどうしよう…。」
!!!!!
今さら?!
ちなみに主人はお勉強できるし、センター試験の英語もバッチリで、私からしてみれば凄いと思うんだけど、
英語教師の父親に「この英語辞書の単語ぜんぶ覚えろ」とか、ろくに話せもしない内気な少年時代に海外に連れていかれ、無理やり現地の人と交流させられて、逆に英会話恐怖症になってしまう&外国の人を見ると怖いとう完全にトラウマを抱えているのでした。
「YOU、英語の勉強の知識をそのまま言葉に出しちゃいなよ。」
と言ってみても、
「そんな簡単な問題じゃない。」
ですって。
今度は私が
「大丈夫。どうにかなるよ。」
なんてはげます始末。
…めんどくさい夫婦。
ちなみに私はあまり英語は話せませんが、どうにかなるだろう精神で海外旅行も乗り切るタイプ。どうにかなるのよ。今はグーグル翻訳もあるしね。
で顔合わせ当日、わがやには小柄な男子と、たくさん食べそうな女子が。
挨拶のときに頑張って英語で話しかけたら、女子が
「あっ、私、日本人とのハーフなんで日本語話せますよ〜」
の第一声で、拍子抜け&腰砕け。
そのままわが家まで車に乗せて帰宅。
夕食を一緒に食べて、少し歓談タイム。
いろいろと話しているうちに、男子がピアノやギターを弾ける子で、わがやにチェロあるよって言ったら、
「ホントかい?!今、一番弾きたい楽器がチェロなんだ!」(←アメリカンドラマ風。たぶんこんな感じのことを言っていた)
子供がチェロを始めたときに、私も一緒に始めたけども、第2ポジションで挫折して(←挫折が早すぎるとか言わないで)使わなくなったフルサイズのチェロがあるので、それを使ってもらうことに。
そしてはじめてのチェロ。弓の持ち方はかなり難しかったようだけど、弓を置いて、ピチカートでバッハの無伴奏チェロ組曲第1番プレリュードを弾き出しました。
「この曲が大好きなのさ。バッハは最高だよね!」(←アメリカンドラマ風)
はじめて触っていきなりバッハって、すごい!しかもいい音。楽器できるって素晴らしいなぁ。
で、朝は早くから夜遅くまで、ワークショップや舞台の練習をしつつ、2泊してくれました。
その間、ヤングアメリカンズのご飯や洗濯など、身の回りのお世話をするのですが、
朝食はパンとウィンナーとスープ、あとはシリアル。
昼食はご飯とレトルトのハンバーグに目玉焼きをのせて、ロコモコ風にして、ジップロックの深めのコンテナに入れたり。おやつ用に保冷剤代わりのゼリー飲料を入れたり。
夜は焼肉やぎょうざとかお鍋にしたり。
事前情報として、あんまり野菜を食べないと聞いていて、確かにあまりトマトとか葉野菜のサラダとかはあまり食べてくれなかったけど、でも夕飯に出したセロリやみょうがなどをふんだんに入れた香味野菜しゃぶしゃぶ鍋は大好評で、パクパク食べてくれました。嬉しい。
肝心のおもてなしについてですが、彼らは朝から夜まで会場で練習してるので、思ったよりラクでした。帰ってきても彼らはかなり疲れているので、ご飯もそこそこに各お部屋に戻るのでした。
他国で何日間も各地を転々として、そりゃ疲れるよねぇ。
思ったよりも、気負うことなく楽しいホストファミリー体験でした。主人の英会話&外国人恐怖症もかなり緩和されたみたいで、いいことずくめ。
またいつか、ホストファミリーをしてみたいです。
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