或る魚

ある日、ある魚を煮付けして食卓に出しました。

そして恒例の素材クイズ。

「さて、このお魚は何という名前のお魚でしょうか?」

子どもがしばらく考えて、

「ブリ」

「はい、ブー」

「え~、サバ?」

「はい、ブー」

「ちょっとヒントちょうだいよ」

「わかった。サから始まる名前です」

「ん~、サンマ?」

「ブー」

「サケ?」

「色がピンクじゃないじゃん。ブー」

「サンマ?」

「ブー」


意外とあるサからはじまる名前。

「わかった!サーモン!」

「それサケと同じじゃん。ブー」

「えー、わかんないよ」

「じゃあねヒント。3文字です」

「えー、サンマじゃないんだよねぇ…」

「うん。違う」

「わかった!」




「さかな!」


「…。まぁ正解っちゃ正解だけど。名前やん。明らかに見切り発車やん」

「だよね」


「わかった!さわら!」

「正解!」


こんなやりとりの食卓でした。「さかなっ!」って答えてしまうあたり、
行き当たりばったりのスピードで曲を弾きはじめて、難しくなる後半で弾ききれなくなる光景が目に浮かびました。

あぁ…。

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