声楽、ブラッシーモ!

先日、知り合いの声楽のコンサートに行ってきました。

はじめての声楽だったので、ちょっとドキドキ。

まわりは出演者の知り合いであろう、おじさま&おばさま。

満席だし、すごい集客力。

開演前のブザーが鳴り、あと5分で始まるのかと思ってたら、
隣のおばさま方が、

「〇〇(出演者)さんとその奥さん、奥さんの方は最初は乗り気じゃなかったんだけど、会った途端に奥さんのほうが一目惚れしたらしいわよ」

「まぁ~、そうよねぇ。〇〇(出演者)さん素敵だものねぇ」

みたいな会話をしはじめて、開演後はさすがにおしゃべりをやめると思ったら、

開演してからもなんかずっとしゃべってる!


そして1曲の最後、素晴らしい歌声に聞き惚れていたら、最後の歌い上げるところの途中で2階席から「ブラボー!」の声が。

なんかいつもの弦楽器のコンサートの様子とは違う。


もちろん、おしゃべりなんて厳禁だし、
演者がまだ音を出している(響いている)のに「ブラボー」なんてはしたない!
ましてや楽章と楽章の間で拍手するなんて!

と思ってました。

コンサートの前半までは。


いや、声楽のコンサート素敵。

堅苦しくなくて(たまたま行ったのがそういう形式だったのもある)、

素晴らしければ曲の途中でも「ブラボー!」「ブラビー!」「ブラッシーモ!」なのだ。


そしてお客さんと出演者の雰囲気も含めて、すべてが舞台。

完全にハマりました。


最後の方では自分で「ブラボー!」と言ってたもの。

楽章と楽章の間では拍手しないとか、物音一つ出さないとか、クラシックではマナーについて少し厳しい部分があるけど、

音楽ってそういうことじゃないよねぇと思ったコンサートでした。声楽、ブラッシーモ!

こちらもよろしくお願いします↓

にほんブログ村 クラシックブログ チェロへ
にほんブログ村