専門外。
先日、主人と会話していたときのこと。
私
「ハプスブルク家ってすごいよね。血縁婚を繰り返して滅びたんだよ。」
主人
「ハプスブルク家って何?」
私
「えっ?世界史で習うじゃん!」
主人
「理数系だから選択してない。」
私
「えっ?じゃあブルボン家もメディチ家も知らないの?」
主人
「知るわけないじゃん。ブルボンって言ったらルマンドのメーカーしか浮かばない。」
私
「えっ?そんな世界史の知識のなさで大学行けるの?」
主人
「じゃあさ、元素記号の最初の10個言ってごらんよ。」
私
「そんなの簡単かんたん!アニメ“おれは直角”のオープニングテーマの歌詞で流れてたよ!なくよウグイス平安京。水平リーベ僕の船でしょ?ほら言えた!」
主人
「正式名称で答えてよ。」
私
「そんなんわかるよ。水は水素でしょ。平はヘリウムでしょ。リーは…まずい出てこない。ブルース・リーじゃないよね?リ、リチウム?べはバリウムでしょ!」
主人
「ブー。残念。」
私
「えっ?バリウムじゃないの?バリリウム?」
主人
「ブー。正解はベリリウム。」
私
「ベリリウム!惜しいじゃん!初めて聞いたよそんな単語。絶対”ベリ”に無理くり”リウム”つけた感じがすごいする。」
主人
「そんなん知らん。次は?」
私
「僕の船だから、Bで今度こそはバリウム!正解来たでしょ?」
主人
「違います。正解はホウ素。」
私
「ホウ素!あのホウ酸団子つくるときに使うやつ?そもそもBとホウ素が結びつかない。」
主人
「ホウ素は英語でBoron。次は?」
私
「ぼ“く”のふねの“く”だからKでしょ?カリウム!」
主人
「はい残念。“く”はそもそもKじゃなくてCだから。」
私
「そうなの!知らなかった!クリスティアーノ・ロナウド的なクだっのね!これはさすがにわかるよ!炭素!」
主人
「正解。次は?」
私
「“ぼくのふね”の“NとO”は窒素と酸素!イージーゾーンですよ。」
主人
「はい正解。次は?」
私
「ふね、でしょ?Fだからフッ素!どんだけ歯磨き粉でお世話になってると思って。Neはネリウム!」
主人
「フッ素は正解。ネリウムって何よ?」
私
「たぶん“ねるねるねるね”に入ってる粉がネリウム。」
主人
「はい残念。正解はネオンでした。」
私
「ネオン!そんな急に元素記号の中に夜の街のにおいが出てくんの?」
主人
「関係ないから。間違え過ぎだし10個も言えてないし。その化学の知識のなさでよく大学行けたね。」
盛大なしっぺ返しをくらいました…。
その人の専門外のことで追求するのはやめる、そう誓った夜でした。
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