大人の階段のぼったかも。
開演とともにお食事が運ばれてくる形式なので、子供はお腹が空きすぎて開演まで待ちきれない様子。
まだかな？と待っていると、隣の席に一人のマダムが案内された。
特に気にすることなく二人で「早くごはん出ないかなぁ」なんて会話したら、突然マダムに話しかけてきた。
マダム
「あのー…、
これって何の集まりですか？
選挙の何かですか？」
私
「えっ？！違いますよ。これからランチが出てきてコンサートがはじまるんですよ。」
マダム
「えっ？！そうなの？友達（まだ来てない）が“何時にここに来い”って言うから、来たんだけど。そうなの？コンサートがあるの？」
私
「そうなんです。というか、その友達教えてくれないんですか？」
マダム
「そうなの！いつもそんな感じ！だから人が集まってるからてっきり選挙の何かだと思っちゃって。」
私
「違います。コンサートですよ。」
マダム
「もう！ほんと困っちゃう。」
ですって。そんなことある？教えないお友達もすごいけど、それにちゃんと来るマダムもすごい。なんだこの世界。
そしてマダムのお友達は開演ギリギリに到着。
マダム
「ちょっと！遅いじゃない！」
お友達
「えっ？だってあなたいつも時間ギリギリに来るイメージだから。」
マダム
「えっ？そんなことないわよ。私は時間をちゃんと守るし、どんな集まりでもいつも一番に来るわよ。」
お友達
「そうだっけ？ごめんごめん。」
マダム
「でも来てくれてよかった。ありがとう。はい、これお土産のパン。」
お友達
「ありがとう〜。」
いやいや、マダム優しすぎません？
私ならまず何の集まりかわからないやつになんか行かないし、
呼んだ側なのに時間ギリギリに来て、勝手にギリギリに来る側の人間にされたらイラッとくるし。
それなのに「来てくれてよかった」って、しかもお土産つき。
マダム、優しすぎるよ。私も友達になりたいわ。
そんなランチ付きコンサートでした。というか選挙のイベントって、こんな感じでしれっと行われるのか！と新しい発見も。
そんなパーティーなんて行ったことないけど、勝手に妄想して、大人の階段のぼった気持ちになったまさかの年末でした。
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