2019年1月14日(月)放送 「蜜蜂と遠雷」若きピアニストたちの18日
- 2019.03.27
- コンクール関係
今回の浜松国際ピアノコンクールは、直木賞と本屋大賞を初W受賞した恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』の効果や、大人気ピアニストの牛田智大(うしだともはる)くんが出場したこともあり、過去に例を見ないぐらい盛り上がったそうです。
昔『ららら♪クラシック』でシューマンの『トロイメライ』を当時13歳の牛田くんが弾いていて、「なんと素敵な雰囲気を持った男の子だろう」と思ったのを覚えています。
そんな牛田くんの密着したドキュメンタリー。ピアノに関してはまったく詳しくないけれど、1次予選で本番の演奏が上手く行かず、取材カメラに対して「なんか上手くいかなかったですねぇ~」と悔しそうだけど、ニコニコを笑顔で対応していて。
本来ならば日本人初の優勝出るか!牛田くんが大本命!みたいな流れで、本人の納得がいく演奏ができなかったら、カメラにコメントするどころじゃないと思うんだけど、この場面を見ただけでも、すごく素直なまっすぐないい子なんだなぁと思いました。
途中で室内楽審査もあって、ヴァイオリン・ビオラ・チェロが別の2組のアンサンブルグループと演奏。
片方は長谷川陽子さん。もう片方は向山佳絵子さんのグループ。やっぱり向山さん、めちゃくちゃ上手ですよねぇ。ソロでもだけどアンサンブルでも音が素晴らしいのがよくわかります。向山さん、以前行ったイベントで「一人で弾くのは寂しいからあまり好きじゃない。何人かで弾くほうが楽しくて好き」みたいなことをおっしゃっていました。ソロでも活躍できるほどお上手なのに、意外な言葉をおっしゃったので驚きました。
あとは浜松国際ピアノコンクールは、出場者にホームステイ制度を設けていることもあり、あるご家族にも密着。娘さんと出場者のきれいな女性が連弾してた場面は、緊迫した番組の中でもほっこりした一幕。そして弟くんがギター持ちながら歌ってたけど、めっちゃ上手いのよ!高音が伸びるのよ!小学校低学年か幼稚園児ぐらいなのかなぁ。そっちが気になる!
そして牛田くんの対抗馬として韓国の天才少年も密着されていて、なんというかわかりやすい構図。ちなみにこの子は第3位。
そしてコンクール第1位のトルコ出身のジャン・チャクムルさんの密着がまったくなくて、本当にダークホースだったんだなぁと思いました。チャクムルさんのインタビューとか、どういった思いで曲を弾いているのかとか聞きたかったなぁ。
-
前の記事
ポジティブ花子 2019.03.26
-
次の記事
『恋するクラシック』が終わってしまうんだって…。 2019.03.28
同一カテゴリの記事一覧
コンクール関係 の記事
- 2019年4月28日放送。ショパン・時空の旅人たち2 (2018年ショパン国際ピリオド楽器コンクール)『小さい頃のスパルタ教育と父親の人生。マ・シジャさん』
- 2019年4月28日放送。ショパン・時空の旅人たち1 (2018年ショパン国際ピリオド楽器コンクール)『フォルテピアノ修復家。エドウィン・ブンクさん』
- 2019年1月5日放送『もうひとつのショパンコンクール~ピアノ調律師たちの闘い~』(3)ヤマハの調律師・花岡昌範さん、そしてスタインウェイの壁
- 2019年1月5日放送『もうひとつのショパンコンクール~ピアノ調律師たちの闘い~』(2)カワイの調律師・小宮山淳さん
- 2019年1月5日放送『もうひとつのショパンコンクール~ピアノ調律師たちの闘い~』(1)ファツィオリの調律師・越智 晃さん
- ---本記事---