ジャクリーヌ・デュ・プレを主人公にしたバレエ「The Cellist」をYoutubeで。
- 2020.05.31
- 舞台
- バレエ, エルガー, デュ・プレ, The Cellist
二次発酵のところで力尽き、息絶えた…わけではなく、二次発酵を終えて無事にパンを焼いてるときに気づいたんです。
「主菜と副菜とスープがない…」
そう。パン作りってけっこう場所を取るんですよね。パンをこねるための場所、こねて成形したパンを置く場所、焼いたパンのバットを置く場所…。どこにまな板と包丁を置くスペースがあんのよ。
合間合間にやればよかったんだけど、慣れないものでパン作りで頭がいっぱい。ベンチタイム、成形、二次発酵、予熱…私の頭の中がアツアツ。
それでもなんとか焼いている間に急いで間に合わせました。
できた塩パンがこちら↓
そして主人の感想が
「味は美味しいけど、生地が分厚いから、次はもう少し薄めにすれば?」
できあがった料理に対して「正直な感想を言う」と思うのが男性。
それに対して「せっかく作ったのにまず褒めてよ。文句言うなら自分でやってみなよ。」と思うのが女性。
いろいろ言いたいけど、男女の脳の性差だと言い聞かせてなんとかこらえました。
とはいえ、手作りの醍醐味は工夫ができるところ。
主人の感想に若干イラっとしたけど、まぁ間違ってない。確かにそうだと思います。
そして頭の中は塩パンの事だらけ。
Youtubeで生地のこね方、生地の伸ばし方、めちゃくちゃ見ました。
そしてこれ↓
同じ生地量に対し、前回は8個だったのが11個にして、生地は薄めに、焼き時間も18分から15分に短縮して仕上げました。
甲子園の準決勝→決勝チームのエース並みの中1日の休みで再び塩パン登場。
反省はすぐに実行したいタイプなんですよね。
しかも「パンと言えばアレもいるな…」と追加したのがこれ↓
ソーセージ(成形前)。パセリとレモンの皮とミョウガ入り。
ぶんぶんチョッパーでぶんぶんしまくりました。
そして主人の感想は
「前回よりは良くなったけど、もう少し塩パンのふんわり感がほしいなぁ…。」
たぶん近くに鈍器およびバールのようなものがあったら主人に何かやらかしてるかもしれない…。
とはいえ、生地を薄く伸ばすときに押し付けすぎた感が自分でもあるので、次回にリベンジです。
↑てなことをしていたら何だか、疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ……状態になりました。すみません。
でもチェロに関してのお話、ちゃんとあります。
ロイヤルバレエ団が期間限定で公開しているジャクリーヌ・デュ・プレを主人公にしたバレエ「The Cellist」を見ました。
なんとチェロ役の男性がいて、デュ・プレと、くんずほぐれつのバレエを披露。
もうねシュッとした美男美女だらけ。
音楽はデュ・プレの代名詞ともいえるエルガーの『チェロ協奏曲』が何度も流れます。
現代のお話なので、バレエというよりはコンテンポラリーに近い気がしますが、クラシックバレエの男性のタイツが若干苦手なので、洋服っぽい衣装でそれもよかった。
バレエの男性のタイツが苦手なのは私の母親もそうなので、遺伝だと思います。
デュ・プレの生涯を短時間で駆け抜ける感じなので、すこしせせこましい感じもしますが、デュ・プレを題材に選んでくださっただけでもやっぱりチェロっ子の母としては嬉しい。
欲をいえば、チェロ役の男性の上半身の衣装に、弦をあらわす4本のプリーツが入っているのですが、やっぱりC線からG線、そしてD線とA線にかけてプリーツの幅を細くしてほしかった!(←どうでもいいけど、そういうとこが気になるのよ)
あとはたまにチェロを弾く振り付けがあるのですが、基本的にD線しか弾いてないんですよね…。あとエルガーのチェロ協奏曲でオケに音を渡すA線のハイポジションの高音部分があるのですが、バレリーナが弾いているのは明らかにD線のローポジション…。
違和感しかない。
個人的には高音部分のA線のハイポジションの弾き姿を見て、なおかつそれが素晴らしい音だったら「きた!やったー!」って思うので、ちょい残念。
低弦の印象的な部分もあるのですが、そこもD線でハイポジション…。ちゃうねん。G線のローポジションですよ…。
そんな目線で見てるのはチェロ関係者だけだと思いますが、弾き姿のところはもう少しチェリストの意見を取り入れてほしかったような気がします。
デュ・プレは1973年に来日して演奏する予定でしたが、多発性硬化症(MS)発症のため、演奏会を中止。
私たちは20世紀に生まれたというブログの方が書いてくださっているのですが、
1973年1月、突如として彼女の来日が公表された。夫でピアニスト・指揮者のダニエル・バレンボイム、ヴァイオリニストのピンカス・ズッカーマンと共演し、さらに同時来日するイギリス室内管弦楽団ともNHK交響楽団とも演奏するのだという(指揮はいずれもバレンボイム)。
元々はこんなプログラムを予定していたそうです↓
■4月10日(火)・11日(水)
「NHK交響楽団定期演奏会 B」/東京文化会館
ドヴォルザーク: チェロ協奏曲
■4月12日(木)
「イギリス室内管弦楽団演奏会」/厚生年金会館
ハイドン: チェロ協奏曲 第一番 ハ長調
■4月17日(火)
「ピアノ三重奏の夕」/郵便貯金ホール
ベートーヴェン: ピアノ三重奏曲 第五番「幽霊」、第七番「大公」
■4月18日(水)
「チェロ・ソナタの夕」/郵便貯金ホール
ブラームス: チェロ・ソナタ 第一番
ベートーヴェン: チェロ・ソナタ 第三番
フランク: チェロ・ソナタ
そして4月初め。新聞紙上に彼女の来日公演がすべて取り止めになるとの急告が掲載された。
彼女が出演するはずだった演奏会は内容が大幅に変更になった。
ドヴォルザークの協奏曲はバレンボイムによるブラームスのピアノ協奏曲第一番に。
ハイドンの協奏曲はズッカーマン独奏によるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第五番に。
「三重奏の夕」「ソナタの夕」は中止してチケットを払い戻し、バレンボイムのピアノ独奏会に。
(引用元:私たちは20世紀に生まれた)
すごくないですか?
私なんて子供の発表会の小品だけでもお腹痛くなるのに…。
しかもデュ・プレの演奏は中止になりましたが、デュ・プレ本人は来日していてご本人の姿を見たそうです。
すごい。羨ましい…。
多発性硬化症(MS)といえばピアニストのアリス紗良オットさんも発症したことを発表されましたが、デュ・プレの時代と違うのは、今は病気の進行を緩やかにするお薬があるということ。それでも完治する病気ではないので、大変なことです。病気と向き合いながら演奏活動を続けていらっしゃるその姿勢は本当に素晴らしい。
デュ・プレのバレエの公演時間は1時間ほどで、とても見やすいのでぜひどうぞ。
明日から小学校が再開されますが、あっという間に帰ってくるのでまだまだ安らげない…。
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