ブザンソン指揮者コンクールで沖澤のどかさんが優勝!

フランス東部ブザンソンで開催された第56回ブザンソン国際若手指揮者コンクールで、青森県三沢市出身の沖澤のどかさんが優勝しました。
沖澤さんは観客と演奏したオーケストラがそれぞれ選ぶ『観客賞』と『オーケストラ賞』も総なめ。昨年の東京国際音楽コンクールの指揮部門で女性として初めて1位となっています。

1987年生まれ、青森県三沢市出身の沖澤のどかさん。

お母さんとお姉さんがピアノを習っており、いつも一緒に教室に行っていたのでピアノを聴くのが日常となっていました。

自宅にもピアノがあったので、自然と弾くようになり、それからはピアノに夢中になったようです。ピアノが大好きで、ピアノから離れるのが嫌で、お母さんは沖澤さんをピアノから離すのが大変だったそうです。

母方の叔父さんは趣味でチェロを弾いており、その影響で沖澤さんはお姉さんと一緒にチェロも習うようになりました。小学校5年生から高校3年生まで、お姉さんと一緒に地元の青森ジュニア・オーケストラに入団。

その後、高校は青森県立青森東高等学校に入学します。高校生になると、チェロに加えてオーボエも初めます。モーツァルトのオーボエ四重奏曲を独自にアレンジして、叔父さんやお姉さんと合奏も楽しんでいたそうです。

大学は、東京藝大指揮科を卒業。大学の最終学年で高関健先生が藝大に着任し、高関先生につくことができたおかげで、大学院への進学も決意できたそうです。

卒業後は、東京藝大大学院修士課程修了し、その後ベルリンの音楽大学へ進学します。ベルリンの音楽大学は、それまで通って受けていた教育とはまるで違ったそうです。

現在は、ハンス・アイスラー音楽大学に在学中。

ちなみにのどかさんの姉である沖澤直子さんは、プロのチェリストで国立音楽器楽学科を首席卒業し、東京国際芸術協会、新人演奏会オーディション室内楽部門に合格しています。

現在は、フリー演奏者として活躍しているそうです。

沖澤のどかさんの今後のさらなる活躍を願っております。

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