金の卵を探しています。『ハマのJACK コンチェルトソリストオーディション2019』ソリストに選ばれたのは平井祐心(小4)くん!

先ほど泉の森ジュニアチェロコンクール2019の結果をアップしましたが、泉の森の前日、横浜みなとみらいホール(小ホール)では金の卵オーディションが開催されました。

これは毎年、開催されているオーディションで本選を勝ち抜けば、オケと共演できるというものです。チェロ部門はあまり応募がなかったのか、去年は開催されずだったのですが、今年は復活。ちなみにヴァイオリンは年齢ごとにカテゴリーが分かれているのですが、チェロは22歳以下という大雑把なくくり。2年前のヴァイオリン部門では天才ヴァイオリニスト吉村妃鞠ちゃんが全部門で本選まで残り、話題になったのを覚えています。

そして今年、4月21日の予選を勝ち抜いて、チェロ部門で勝ち残ったのは以下の3人。

・石井奏(東京芸大3年)
・平井祐心(小学4年)
・鳥羽咲音(中学3年)

そして選ばれたのは、なんと小学4年生の平井祐心くん!ちなみに石井さんは2018年に行われた第72回全日本学生音楽コンクール全国大会のチェロ部門大学の部で3位。鳥羽咲音さんは大阪国際コンクールで第1位。全日本ジュニアクラシック音楽コンクールで中学生ながら飛び級で高校生の部に参加し、ヴァイオリン勢を押しのけての第1位や、他にも数々の国内コンクールや国際コンクールの覇者です。その中で小学4年生の平井祐心くんが選ばれるのはすごい快挙!6月16日にサン=サーンスのチェロ協奏曲の全楽章を弾くそうです!これは見に行かねば!5月4日に行われた泉の森ジュニアチェロコンクールも同じ小学4年生の藤原百花さんが金賞を受賞しましたし、恐るべき世代です。

ちなみに平井祐心くん、2017年の泉の森ジュニアチェロコンクールにて最年少銀賞を受賞しており、アメリカで行われた国際コンクールのソロ部門・コンチェルト部門でもなんと第1位を獲得しています。ちなみに演奏動画はこちら↓
ハンガリアン・ラプソディー!かっこよすぎる!
今回全楽章を弾いて見事にコンチェルトのソリストの座を獲得したサン=サーンスのチェロ協奏曲。出だしの音に心奪われます!

全楽章をしっかり仕上げるのも大変なことですが(わが家なんて曲の前にやるエチュードで息切れしちゃう)、小学4年生でこの完成度と芸術性は本当にすごい!平井くんはすでに公式サイトもあって、そちらにもたくさんの演奏動画が紹介されています。語学も得意なようで、これから国際的に活躍するチェリストになりそうです。素晴らしい音楽性と、大きなスケールで演奏する平井祐心くんの活躍が今後も目が離せません!

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