2019年7月6日放送 『久米宏ラジオなんですけど』に吉村妃鞠(よしむら ひまり)ちゃん登場! その2「コンクールの演奏前にしてしまったこと…」

昨日からの続きです。

妃鞠ちゃんのツィゴイネルワイゼンの演奏が終了。

久米さん
「僕は息をのんで聞いた。ありがとう。始めたのはおいくつぐらい?」

妃鞠ちゃん
「おばあちゃんがお母さんが小さい時に弾いていたバイオリンをお家に持ってきてくれて、おもちゃみたいに始めました。」

久米さん
「ピアノはおもちゃのピアノがあるんですけれど。ちっちゃい子は。」

妃鞠ちゃん
「はい。おもちゃみたいなやつ。」

久米さん
「で、体もだんだん大きくなってきたでしょ?そうすると、少しずつ変えるんですか?大きいのに?」

妃鞠ちゃん
「はい。今は1/2の小ぶりなのを使っていて。でもだんだんバイオリンのサイズは上がっていくので。でもまだ私のバイオリンはとても小さい楽器だから、音があの一番大きい楽器より鳴らないから、早く大きい楽器を使ってみたいな。」

久米さん
「何分の1って言い方をするのに気付いたんですが、3歳から始めた時は普通のスタンダードの何分の何サイズから始めたんですか?」

妃鞠ちゃん
「うんと、私はその頃もと小さい体だったから、あまりよく分かりません。」

久米さん
「覚えてない。何台ぐらい変えましたか?今まで?」

妃鞠ちゃん
「2台か3台ぐらい。」

久米さん
「そんなもん?今、サラサーテのツィゴイネルワイゼンを演奏していただきましたが、演奏している映像たくさん見たんですが、あなたは演奏中に何を考えていますか?」

妃鞠ちゃん
「今、サラサーテのツィゴイネルワイゼンは本当はもっと9分ぐらいの曲なんですけど、その中間部は、なんかすごい悲しくてどうしようもならない感じをよく考えています。」

久米さん
「悲しくてどうにもならない感じ?悲しくてどうにもならない感じってどんな感じ?」

妃鞠ちゃん
「シマウマの赤ちゃんがライオンに食べられちゃって、シマウマのお母さんがそーっと見てる感じ。かわいそうだけど。」

久米さん
「ライオンだから、どうにもならないもんね。食べられちゃったら。そんな感じを思い浮かべて?譜面なんかは頭の中に浮かんだりしないんですか?」

妃鞠ちゃん
「もちろん技術的な音程とか音楽的なことは考えるけれど、でもたまにはそういうことも考える。」

久米さん
「あのさっきまでくだらない音楽の話ししてたんですけどね。基本的には、もちろん技術もあるんですけど。今言った譜面の話。それよりも心構えが大切なんだって。そんな話になったばっかりなんですけど。お母さんが子供の時に使っていたバイオリンを持ってきて、妃鞠さんが『これ弾いてみたら?』って聞かれた時、お母さんはバイオリンの専門家だってことあなたは知っていたの?(妃鞠ちゃんのお母さんはヴァイオリニストの吉田恭子さんです)」

妃鞠ちゃん
「私はいつもその頃、お母さんがバイオリンを弾いているのをよく見ていたから、すごく面白いなと思いました。」

久米さん
「お母さんと同じものをやってみたいと思った?人によっちゃお母さんと同じものは死んでもやりたくないって、そういう考え方もあるんだけれど、親と一緒の事は死んでもやりたくない。あなたはお母さんと一緒の事やってみたいと思った。どうして?」

妃鞠ちゃん
「お母さんのバイオリン聞いてて、こんな音出せるのすごいなとか思ってやってみたいなと思いました。」

久米さん
「で、初めて弾いた時のこと覚えてますか?」

妃鞠ちゃん
「初めて弾いた時のことは、随分小さかったから忘れちゃったけど、今でも写真とか見てるから、こんな感じだったのかなと思います。」

久米さん
「あれこすって音出すって、最初から音出た?」

妃鞠ちゃん
「その辺はお母さんとお父さんが知ってるけど、私は忘れちゃいました。ビデオ見たけど、初めて弾いたときじゃないけれど、バイオリン始めたばっかりの時は『オムライス』とかそんな曲を勝手に作ってました。なんか変な音で弾いてました。」

久米さん
「自分で曲作ったんだってね。オムライス。オムライス以外に何か作った?」

妃鞠ちゃん
「なんかよく『冷蔵庫』とか言ってました。」

久米さん
「この曲はオムライスです。この曲は卵がかかる感じ?」

妃鞠ちゃん
「いやそんなうまくない。ずっとキーキー弾きながら、オムライスってずっと歌ってました。歌いながら、弾いてました。えへへ。」

久米さん
「冷蔵庫開けるといろんなのが入ってる。」

妃鞠ちゃん
「いやそんなんじゃなくて、冷蔵庫とかオムライスとか自分の好きなものをただただ題名つけて勝手に弾いてました。」

久米さん
「4歳の頃ですよ。コンテストに出たの。」

妃鞠ちゃん
「でもそれは本当に3歳の時。コンクールは4歳の時に初めてだけど、オムライスとか言ってた時は3歳の時。」

久米さん
「1年やってコンテストに出始めたって、すごいね。」

妃鞠ちゃん
「いや、でもとても簡単な曲をまずはやって、コンクールに出てみようかって出てみました。」

久米さん
「初めてのどうだったコンクールは?」

妃鞠ちゃん
「普通、曲の紹介とかしないんだけど、その時バッハを弾くことになって、バッハの昔の紹介の事を舞台から審査員にの人達に言っていたので、今だと面白いなと思って聞いています。」

久米さん
「バッハの紹介の映像が残ってるんだ。バッハは昔の人で、こういうカツラかぶって。」

妃鞠ちゃん
「そうです。作曲家の紹介して、それではバッハの何々を弾きますって。」

久米さん
「はいはい。なんか審査員の人たちのコメントに『コンクールではお話ししませんよ』って書いてありました?」

妃鞠ちゃん
「ウフフ。面白かったです。ウフフ。『普通、コンクールは楽器を弾くだけでお話はしないわよ』って。」

久米さん
「それは自分でしようかと思ったの?知らないと困るから?」

妃鞠ちゃん
「そうです。多分そうだと思います。」


コンクール前に曲紹介する妃鞠ちゃんを想像したら、かわいすぎて主人と二人で「かわいい!」とはしゃいでいました。
続きは明日。



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