ハノンの効き目。

今日はチェロではなく、ピアノのことを。

少し前にピアノの先生が変わり、新しい先生の方針でハノンやその他もろもろを課題として弾くことに。


で、ハノンの1番から4番までと、その他の曲が今出されている課題。

先生も
「1番と3番がいい感じになったね」

と褒めてくださったので、ついに次のハノンへ!なんて思って、


「えっと、じゃあ1と3は終わりですか?」なんて聞いたら、

先生
「違う違う!ハノンは準備体操みたいなもので終わるなんてことはないから。ずっと続けて。」

え…?そうなんすか?


むかーし、知り合いが『餃子の王将』に就職していて、こんな話を聞いたことがあります。

「餃子を1日に包むノルマの枚数が決められていて、その枚数を包みきらなければ次の日にその枚数がプラスされて地獄だった…。」


「食は王将にあり。 卵1日25万個、豚肉1日15トン、餃子1日200万個。 食は万里を越える!」

のように

「ピアノはハノンにあり。 ブルグミュラー1日25万回、バイエル1日15万回、ハノン1日200万回。 ハノンは万里を越える!」


こ、怖い。

ちなみに今は、餃子の王将店内で餃子を包むことはなくなり、工場で成形することにして平和を取り戻したそうです。よかったよかった。



そして毎日ちゃんと練習して、毎回仕上げていくのですが、レッスンになると子供が



寝るんですよ…。



あの単一的なリズムにやられるのか、寝るんですよ。

ハノンにまさかのラリホーマ的な効き目があったなんて油断してたわ…。


録りためていた『ららら♪クラシック』にちょうど

「“ハノン”嫌いじゃないぜ!~宮川彬良が語る“超有名ピアノ教則本”~」特集があって、

今まで縁もなくスルーしていたのですが、グッと見入ってしまいました。


ハノンと言えば

シャルル=ルイ・アノン(Charles-Louis Hanon, 1819年7月2日 – 1900年3月19日)は作曲家、ピアノ教師、オルガニスト。フランス共和国ダンケルク近郊のルネスキュール(英語版)で生まれ、同国ブローニュ=シュル=メールで没す。日本では英語風もしくはドイツ語風のハノンの呼び名で有名。

ピアノの教則本「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」は有名で、今日のピアノ教師にとって標準的な教材の一つとなっている。ピアノ音楽の領域で「ハノン」という場合にはこの曲集を指す。これらの曲はフィンガートレーニングを行なうためのものであり、楽曲として成り立っている他の練習曲とは性格を異にする。(ウィキペディアより引用)


『楽曲として成り立っている他の練習曲とは性格を異にする』←ここね。

家で聴いていても何回も繰り返すので、頭がイーッとなります。


番組に出演されていた宮川彬良さんが

「ハノンから楽しさを見出す」みたいなことをおしゃっていて、そのうちわが子も見出してくれるかしら…。今後に期待しよう。


子供がハノンを頑張っているあいだ、

お母さんはザメハを習得するように頑張ります。

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