日本音コン、はじまる。作曲部門の結果発表。インディ500に続いて週末はあのスポーツも開催!

学生音コンに続き、日本音コンも始まり、今日付けの毎日新聞に作曲部門の結果が掲載されていました。

作曲部門に関して、2017年までは本選に残った作品をオケが演奏しそれを審査するというものでしたが、2018年からは純粋な譜面審査に変更になりました。

当時の記事はこちら。
日本音楽コンクール 作曲部門を大改革 純粋な譜面審査に

記事によると

「従来、作曲部門は、譜面第1審査、譜面第2審査を経て選ばれた本選出場作品を、外部の演奏家や演奏団体が本選で演奏し、それを審査して受賞作を決めてきた。今年からは、演奏がなくなり、本選も譜面審査によって行われる。譜面を徹底的に精査して受賞作を決めることで、純粋に作曲上の音楽的要素のみが審査されることになる。」


譜面審査だけで本当に音楽的要素が純粋になるのか、めちゃくちゃ疑問だし、以前の若手作曲家がオケ団員とのやり取りで四苦八苦しながらなんとか曲を仕上げるという場面が大好きだったんですけど…。

オケ団員側は「この譜面、どうやって弾くの?」

若手作曲家は「は、そ、それはですね…(←めちゃくちゃ低姿勢)」

みたいなやり取り。胃がキリキリするけど、新しいオケの音楽が生まれるって凄いことだから、ついつい見ちゃってたのに。


わが子のチェロの先生も、曲は必ず伴奏と合わせてから次の課題という方式で、実際に合わせてみると

「うぉ!伴奏と合わせるとこんな曲だったのか!」と毎回大発見があります。伴奏譜見るだけじゃわかんない。

チェロとピアノという2つの楽器が合わさった時ですらそうなんだから、オケの曲なんて四苦八苦も含めて演奏してみないと、と個人的には思います。譜面だけじゃわかんないよ。


もちろんオケ団員さんの負担が大変なのも分かるけど、若手作曲家の曲をオケが演奏するなんて機会はそうそうないし、日本最高峰と言われる日本音コンの本選なんだからオケ演奏の方式、カムバックアゲインしてほしい。これも言い続けるぞ。



ちなみに結果は↓

第1位は波立裕矢さんの「模細工状の蝶/重力Ⅳ」。

第2位は冷水乃栄流さんの「TOKYO REQUIEM for Orchestra(2019~20)」。

第3位は原島拓也さんの「寄せ木ファッション 琵琶と管弦楽のための」。


もう何だかすごいんですよ。

大体、現代曲しかり現代アートしかり、現代のものってタイトルが凝っているものが多いんですけど、それに負けない名前!だけならまだしも名字もすごい!

第1位は波立裕矢(はりゅう ゆうや)さん、

第2位は冷水乃栄流(ひやみず のえる)さんの名字がすごすぎて、

第3位の原島拓也(はらしま たくや)さんが普通に見えると思いきや、本人のTwitterの名前表記

「Такуя ХАРАСИМА」

何語で書いてあるかわからない…。


ロシア語?かと思って、念のためGoogleの自動翻訳にかけたら

「ブルガリア語」

って表示されました…。ヨーグルト食べたくなるよね…(←知識が浅すぎる)。たぶんロシア語でいいと思います。


個人的には寄せ木も琵琶も大好き(東京国立近代美術館にある階段の床の寄せ木は最高です。江戸城(皇居)の石垣とともにいつも楽しみに見に行く)なんで聴いてみたい。


さて、先日インディ500で佐藤琢磨さんが優勝した記事を書きましたが、わが子は録画したインディ500にドハマリして、休憩時間や空き時間にいつも見ています。

もはやインディ1200はいったんじゃないだろうか。そして一緒に見てしまう私。

何周目でクラッシュがあるというのがわかっていても毎回ハラハラするし、1周ごとのギリギリのコーナリングも何回見ても凄い。


そんなインディ500にドハマリしているなか、今週末はツール・ド・フランスが始まるんですよ。

こっちも本当は7月開催だったんだけど、新型コロナの影響で8月開催にもつれ込みました。

インディもツールもチーム戦なので、本当に見ていて面白い。

楽しみです。


ちなみにチェロはぼちぼちやってますからね…。ぼちぼちだからそんなに書くことないのよね…すみません。


利根川の大工事から始まり、貨幣の製造、江戸城の石垣という観点から江戸を描いた小説。家康&当時の担当者&現場の人達を尊敬する気持ちしか出てこない小説↓

こちらもよろしくお願いします↓

にほんブログ村 クラシックブログ チェロへ
にほんブログ村