ビデオカメラの録画とレコーダーの音声を合わせる方法。
「ビデオカメラと別にボイスレコーダーを用意して録音と録画をしてみたけど、映像と音を合わせようとしてもなかなか合わなくて作業が大変なんです…。提出期限が明日なんですが…。」
おぉ、おぉ…。
撮影の段階で、レコーダーからアウトで音声ケーブルを差し込んで、ビデオカメラにマイクのところに繋げばよかったのですが仕方がない。しかもその方法だと少し音が劣化しちゃうんですよね。
ってなわけでビデオカメラの動画ファイルと音声ファイルを早急に送ってもらい、チャチャッと合わせることに。
なんせ仕事でこういう作業をしているので、ソフトも揃ってるしパパっとできちゃうんです。作業自体は5~10分で終了。あとは書き出しの時間が5分ぐらい。
で、映像と音を編集した動画をまた送って一件落着。
けっこうこういう方がいらっしゃると思うので、ちょっとしたコツを。
まずなるべくカメラとレコーダーの録音開始ボタンを同時に押します。
そして大きな音を3~4回鳴らします。手を叩いたり、ピアノでもチェロの音でもかまいません。
そうすると編集する時に波形がわかりやすくなるので、映像と音を合わせやすくなります。
編集ソフトで最大まで拡大して、動画と音声の波形を合わせ、それができたら映像の音声をオフにして、レコーダーの音のみにし、映像と合っているか最終確認。
動画ソフトによっては自動的に波形を合わせてくれるものもありますが、そういった本格的なソフトってかなり高いし、持っていない方もいると思うので、ぜひやってみてください。
以下の動画で解説してくれています↓
次にビデオカメラの音声とレコーダーの音声について。
個人的には演奏録音に関しては、ビデオカメラのままの音声はおすすめしていなくて、レコーダーといかないまでも外部マイクをカメラにつけたほうがいいと思っています。
どうしてかというと、ビデオカメラのマイクって本当に広い範囲の音を録ってしまいます。例えるならお風呂で歌うような感じ。一見聴くとダイナミックに聞こえるのですが、音程やアーティキュレーションなど全部がお風呂のようにエコーがかかってしまって、いい感じに聞こえてしまうんですよね。
ところが、同時にレコーダーやマイクで録ったものを聴くと、まぁいっぱいミスしてるんですよ。
「あれ?こんなに音を外していたっけ?」
「アーティキュレーションが全然できてないじゃん」
↑でもこれが真実なのです。ドーン!!!!!
なんせまだまだプロじゃないし、勉強中の身。人間って自分のことになると甘くなりがちなので、エコーをかけたような音で上手く弾けた気分になってちゃあダメダメ。
細かい音を聞いて、現実を見て修正して、それを次に生かしていくんじゃい!(けど実際には生きてんだかどうなんだか…)
『ビデオカメラ マイク』で検索するといろんな価格帯のものが出てくるので、見てみてください。
外部マイクはこちらのメーカーの評判がいいです↓
レコーダーはこれがおすすめ↓キャノンケーブル端子がついているので、会場のマイクからの音も録音できるし、なんせダイヤルでレベル調整(音が割れないようにするため)がとても簡単。
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